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「え…こ、これが僕…?」
鏡にうつっていたのはイケてる男子高校生
「てことで!明日からよろしくな!」
「え?!ちょっと待って僕はまだ!」
ユノはニコッと笑って部屋を出ていった
そして次の日の朝
ユノに叩き起され髪の毛をセットされた
「周りの奴も適当に対応すればいいから!
女も基本適当でいいよ〜」
「う、うん…ユノはそれで行くの?」
「あぁ、イケてんだろ?
俺がしっかりナオの地位を築いてやんよ!」
「余計なことしなくていいから!!!」
ユノは控えめに髪の毛をセットし
眼鏡をかけ制服を着た
ニコッと笑うユノは結局どんな格好をしても
かっこいいんだなぁと実感した
でも、なんかチャラいけど大丈夫かな…
学校への足取りが重い…
「あれ?ユノ〜!おはよ〜!」
え?!?!?!!!
後ろから声がしたと思ったら
女の子が僕の腕に抱きついてきた
む、胸当たるしなんかいい匂いする…
「今日の放課後はあたしと遊んでくれる〜?」
「え?!ほ、放課後?!?」
「だって最近放置じゃ〜ん。寂しいよ〜」
そう言って顔を覗き込んでくる女の子
か、可愛いけど僕には刺激が強すぎる!!!
「今日はちょっと用事あって…ごめんね!」
僕はこの状況に耐えきれず
女の子の手を振りほどきダッシュした