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第二章 ステータス

今回は短いですが、次回は絶対に長くします

とある一室の水晶の前、青年は思考停止した脳を再起動させ現状の整理していた。

『英雄の卵』

これが、水晶に写しだされていなければこんなにも悩むことはなかっただろう。

職業ジョブとは『農民』『狩人』『商人』から、レア職の『鍛冶屋』『剣士』『魔術師』などがある。

そのなかでも、レア中のレアな職業、『魔法剣士』『勇者』。

そして、事実上最もレアな『ユニーク』

『ユニーク』とは、その者にしかなれない有一無二の職業のことである。

そしてその職業ジョブをユニーク職と言う。

だが最もレアな職業ジョブではあるが、大体の場合は『農民』などより使えないことが多い。

しかしその中でも、10人に1一人程は、『勇者』より強くなる可能性がある。

そして、結果的に強者か弱者しか出ない職業ジョブとして有名だ。

『英雄の卵』も『ユニーク』のひとつであろう。




 「この職業ジョブにかけるしかないか……」

この職業ジョブ以外に戦闘職業がない。

消極的にこの職業ジョブしかないだろう。

あぁ、歴代に『ユニーク』が写し出された人に問いたい。

 「どうすればいい。」

そんなことを考えながら水晶に手をかざし、『英雄の卵』を選択する。

職業ジョブ決めの儀式が終わり、外を出ると視線を感じた。

その方向に顔を向けると先ほど、大人に順番を質問していた赤色をした髪の女性がこちらを見ていた。

何故か睨んでいるが、睨まれるようなことをした記憶はないので、彼女の前を素通りする。

そして、スノーの方に近づいて行くと、

 「戦闘職だった?」

心配そうな声をあげてきた。

 「一応戦闘職だったよ」

 「よかった」

心底安堵したような声が返ってきた。

 「じゃあ約束覚えてるかしら?」

はて、約束なんてしただろうか。

あぁ、どちらとも希望の職業ジョブだったらパーティーを組むんだっけ。

 「じゃあ『魔法剣士』になったの?」

これで予想が外れてたら気まずいな。

 「そうなの!だからパーティーを組んでほしいな」

だんだん声が小さくなり顔が赤くなるスノーを見て、自分も、恥ずかしくなりつつ頭をたてに振った。

予想は外れてないのに若干気まずい空気の中で周りの将来の話だけが耳に入る。

「では、これからステータスの不明の部分が見えるようになる魔法をかける」

そこで、職業ジョブ決めの前のような歓声が再び起き、少し後に静寂せいじゃくが訪れる。

 「我が力を持って汝らに力を与えん。理を見通せ〔サークキルシュ〕」

その瞬間、自分の体がキラキラと光るのを実感する。

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