第十九話 必中展開
"""必中展開"""
必中範囲は基本的にその能力発動者を基準に範囲が広ければ広いほど技を放った時の威力が弱まる
なお、例えば動きを遅くするとか効果的な技は例外だ
ここまでは能力者にとっては常識的なものだ
威力を取るか...それとも確実性を取るか...
基本的にはこのどちらかを選びながら戦いは進む
だが、威力を下げずに必中範囲を広げる方法というものが一つだけ存在する。
それは”能力を共に必中範囲の座標を固定する”こと
必中範囲を自身の体から広げるのではなく、あらかじめ座標を設定してそこを起点として必中範囲をひろげる。この際、必中範囲にの能力を流し込まなきゃせっかく必中化しても意味がないので同時に能力を流し込むプログラムも組んでおく必要がある。
だが、それだけでは相手が逃げてしまうのでその範囲内をぐるっとエネルギーの壁で囲う。
これが、”必中展開”である
メリットとしてはどのような状況下でも攻撃が”絶対当たる”ようになる
自身が相手に攻撃する気持ちがある限り、それは能力発動のその瞬間に当たっている
基本的には必中展開をした時点で相手が敵である確率なんて100%に近しいのでまぁ、絶対にあたることだけ覚えておけばいい
デメリットは二つある
一つはエネルギー消費がバカである点
まぁ、初めの結界構築と必中範囲の維持費がまぁエネルギー喰う
そして、二つ目、結界を閉じる、または閉じられると5分間能力が使えなくなる
人によって個人差があるがあっても10秒程度だ。大体は5分間だ
というのもさっき『同時に能力を流し込むプログラムを作る』と言った。
これは能力の言うなれば“核”のようなものを外に出している状態なんだ
そして、結界を閉じて、”核”が自身の体に戻った時、能力を”なじませる”時間が生まれる
これが能力使用のクールタイムってわけだ
ちなみに能力の核というのは実体のない第二の自分のようなものなのでどれだけ距離が離れていようが一様エネルギーを流し込めるし、能力自体も発動はできる。
実体がない…だからこそ意思とかもないはず…だから俺はバグの存在がまったくもって理解できないだがな…
「どうしたんだい?まさか僕の必中展開を見て、ビビってるのかい?」
そいつは挑発するように俺に話しかける
だから、こそ俺は
「あぁ、そうだ」
と、言いながらしりもちをついた
「…?戦意喪失かい?いやそんなわけないだろう?なにをしている?」
「馬鹿が。ここまでされたら一回くらい話を聞いてやろうと思ってな」
「…なんのことかな?」
「だってお前、必中範囲に能力流し込んでないじゃん」
そうこいつは必中範囲に能力を流し込んでいないのだ
さっきも言った通り、必中範囲に能力を流し込まない必中展開など基本的に何の価値もない
「さて、どうだろうね?もしかして、僕の能力は必中化できるような…身体能力強化系の能力しかなくて少しでもエネルギー消費を減らすためにやったのかもしれないよ?」
「…殺した人間の身体能力と命を奪う。命は自身の残機として使用できる」
「!?」
「んまぁ…確かに付与できるような効果はないだろうな。だが、ぶっちゃけそんなことどうでもいい」
俺は地面に寝転がる
夜で冷えていたためかとても冷たい感触が肌を伝う
「待て、なんで僕の能力がわかったんだ!?」
「んあぁ?ンなもん勘だよ勘。それと経験値。そんなものどうだっていいだろ?仲間になるかならないか…」
「僕は…スパイかもしれないんだよ…?」
「お前スパイじゃないだろ?ただの好奇心旺盛のガキだ」
「ガ…!?」
「で?どうすんの?なるのかならないのか?早くいってくれ。うっかり殺しちまいそうだ」
まさか、こうなると思わなかった
僕は心でつぶやく
僕はスパイじゃない
ただ、悪魔団と対をなす組織。世界連のことが少し気になってダメもとで頼み込んできたのだ
罠か?これは罠なのかな?
こんな提案きっと罠だ。そうに決まっている
こんなのに引っかかるバカはいない
いない…
「そんなのなるに決まっているじゃないか」
ああ、ダメだな僕は
自分の好奇心に忠実すぎる
でも、ギルティマ様…悪いとは思っていないよ
だって、この生き方をしろって言ったのは紛れもないあなた様なんだから
「んじゃまあ、交渉成立だな。ただ、情報は洗いざらいはいてもらうぞ?」
「それはいいけど…一つだけ、僕はギルティマ様に関する情報は一切はかないよ」
「…なぜだ?」
「僕はあのお方には恩があるからね。恩を仇で返す様なことはできないな。その代わりそれ以外のことならなんでも吐こう」
「…はは!もう恩をあだで返してるようなもんだろ!それ!」
「ギルティマ様は言ってくれたんだ。『自分の生きたいように生きろ』って」
「…そうか」
そのジャスティアという男は何かをつぶやいた…が小さすぎて聞き取ることはできなかった
「…あと、拷問はやめてね?」
「ん?あー気分次第」
「ひぇぇ…」
「帰んぞー」
「ジャスティアさん?」
僕は驚いて、腰を抜かしそうになった
「どうやら認められたみたいなんだよね。」
その白髪の少女はあきれたようにほくそ笑みながら僕の前に立つ
めちゃくちゃ小さいと思ってしまった
僕の身長は160cm前半くらいだが…150cm行ってるのか?これ?
そんなことを考えながら僕はジャスティアさんをにらみつける
「…だー!!わかったわかった!!帰って説明してやるから!!そんなに睨まないでくれ!!かわいい顔が台無しだぞ?」
「かわいくありません!!」
「いや、かわいいと思うよ」
「うぇーい!!多数決!!俺たちの勝ちー」
「ぶん殴りましょうか?」
僕たちはそう言って、この謎多き大司教である少女を組織の本拠地に連れて行くのだった
こんにちはレイジネスです!!
本当にごめんなさい!!まぁじで忙しいんです!!
本当に何日ぶり?
まぁ、これからも…毎日は厳しいかもだけど…時々投稿しますんで!!許して!!
さて、こんかいのはなしはまぁ、ややこしいね!主に必中展開!
がんばれ!!(他力本願)
さてさて、ということで…ね!!暴食大司教グラヘルちゃんとどうなっていくのだろうか?
そこんとこも是非!!次回をお楽しみください!!




