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悪魔団  作者: レイジネス
18/20

第十八話 暴食大司教

地面が、木々が、空が響めく

僕は倒れ込む

視界が歪む

気配だ。僕の体がこの邪悪な気配を受け付けないのだ

それだけの…圧倒的な気配…

ヌイセマカ?アルビレオ?そんな物ではない

これは…君主?もしかしたら王クラスかもしれない


「ッチ…」


ジャスティアさんの舌打ち音が聞こえる


「…あぁ…ごめんね?少し気配を抑えるよ」


その声が聞こえるとその吐き気のようなものが少しおさまった

僕はその声の方を見る

髪は白く、腰くらいまである女の子だった

年齢は…もしかしたら、僕と同じくらいかもしれない

そう、思えるほどに小柄な…女の子だった

この小さな女の子が…あれほどまでに異常な気配を放てるのか…と素直に思った

いや、そんなことはどうでもいい

僕はペンダントに目をやる。

少なくとも交爵以上であるのは確かである

色は…色…

僕は理解ができない

そこには…なんの色もなかった

そして…代わりというようにそいつはハエのネックレスのような物をぶら下げていた

僕は思わず叫んでしまう


「お前は…なんなんだ!!」


…と


「僕が何かか…それはもうわかっていることなんじゃないかい?」


そんな前置きのようなものを置いてからその白髪の女の子は続ける


「僕は悪魔団の暴食大司教。“グラヘル・アナトニア“。よろしく」




俺は今不機嫌だ

何故か?そんなのわかりきってる

暴食の大司教…ちっ…勝てるとは言え、面倒なのには変わりない


「なんのようだ。わざわざひょこっと出てきて。お前が死んだら悪魔団としてはかなり痛手なんじゃないか?」

「別にそうでもないさ。痛いことは痛いだろうが他の大司教もかなり優秀だからさ。それに僕の目的は別に人殺しとかそんなんじゃない」


そう言って、そいつはその訳のわからないことを言いやがった


「僕はね…君たちの仲間になりたいのさ」

「…何?」


俺は顔を顰める

悪魔団の…それも大司教が俺たちの仲間になりたい?

スパイかなんかでもやるつもりだろうか


「…ハッ!!馬鹿なこと言ってんじゃねぇぞ?百歩譲って仲間になりたいとて…なるわけない…分かりきってんだろ?」

「…まぁ…そうだよね。だからさ…」


そう言いながら、奴は臨戦体制をとる


「…無理やり仲間になってやる」

「…クハハ…面白」


そう言いながら、2人の心の中で戦いのゴングが鳴る




『魔天』


俺はそう呟きながら前方に右腕を払う

すると、俺の手の先から数メートル先まで光でできた針山のようなものが発生した

速い・強い・低コストの三拍子

汎用性がえげつないから俺の御箱でもある


「…ぐぅ」


この攻撃に直撃し、呻き声を上げる

奴は俺の前から姿を消した

おそらく、奴は高速で逃げて奇襲を狙うつもりだろう

そして、あの速度。能力だ。違いない。

まだ、奴の能力はどんなものかわからない

が、速度強化がその能力の一つらしい

こうやって、少しずつ紐解いていく

だから、情報というものはすごく大事な物である


「どしたぁ?逃げたのか?」

「逃げないよっ!!」


そんな声と同時に俺の真正面から蹴りが飛んできた


「おいおい?奇襲じゃなくて真正面からかよ。優等生か?」

「はは、それで思い知っただろう?僕が腹黒い考えを持っているんじゃなくて、純粋な気持ちで君達の仲間になりたいこと!!」

「んー。わっかんないやー」


俺はそう言って…


『空破!!』


と、そいつをぶん殴る。

『パリーン』という音が周囲に響き渡る

そして、そいつに俺は今の一瞬で三連撃をぶち込んだ

そうそう起き上がれる物ではない。もしかしたら死んでいるかもしれない。

…だが


「はは…三連続で空破を成功させるかい?意味わかんないね」

「…厄介な能力だな」

「…ふっ…そうだね」


見れば、奴は致命傷を負うどころか全回復していた

3連続の空破を喰らって、傷がゼロというのはまずあり得ない

『空波』

最も修得が簡単な神級エネルギー技術の一つ

相手への攻撃の際にその攻撃に使用する体の部位で高速でエネルギーを“練る“

高速といっても言葉で言い表せないような速度で…だ。

結果、その速度は空間を歪め、攻撃の衝撃と同時に空間が“割れる“

利点は攻撃力の上昇とエネルギーの強化などや能力の防御を無視できること

欠点は能力やエネルギー強化の効果が拳に乗らない。つまりは単純なパンチのダメージがそのまま相手に伝わる。

そしてこれは俺には関係ないが発生率が低い

例えば、俺の次に空破の発生率が高いのはあのタナトスで大体45%程度である

簡単といえど、神級の中での話…だ…

いかに、空破という技術が難しいか理解ができるだろう

だが、俺には関係ない

なぜなら俺は空破を“100%の確率で確定で出す“ことができる

俺の知る限り、これができる人物は1人しかいない

そして、仮に何かの能力で奴が回復できたとしても

空破はその能力をも貫通してダメージを当てる

だから…きっと奴の回復のトリガーは…


「一回死んだか?お前?」

「…はぁ…なんでわかっちゃうかな」





ビンゴ

まぁ、これくらいしか思いつかないし…いや、マモの不変ならワンチャンあるかもしれん

あれはどちらかというと概念に関与してるからな。多分、貫通しない

話が逸れた、死がトリガーの回復か

残機タイプか…はたまた不死身か…

…まぁ…


「たくさん殺せばわかるわなぁ!!」


俺は一瞬で距離を詰める

俺の能力は言うまでないが光を操る

応用で光の速度で動くことも可能なのだ


「速いっ!?はは…びっくりだ!!」


俺は笑うそいつに拳を放つ

だが、次の瞬間、その拳は空を切っていた


「早いやつだな!!ゴキブリか?」

「女の子にゴキブリなんてひどいね」

「大司教の分際で女の子を名乗れると思うなよ」


俺は再度、光の速度で動き、奴の足を捉える


「マジ…?インターバルなしなやつ?」

「おう、便利なもんだろ?」


俺はそいつを森の深く奥へ投げ飛ばす

そして、その凄まじい速度で飛ぶあいつに再度、光の速度で追いつきながら地面へもう一度叩き込む

『ゴオーン!!』と凄まじい衝突音が鳴り響く


「ガハッ…ぼ、僕投げ飛ばされたよね?なんで追いつけるのさ?」

「俺は最強だからだよ」

「自画自賛がすごいね!!」


そいつはさっきまで地面に寝そべっていたのに突然は寝起きて、体をぐるっと回して俺に蹴りを入れる

俺はそれを片手で受け止める

衝撃波で木が何本かへし折れる…が、そんな物俺には関係ない


「…能力…って言われた方が納得できるんだけど…」

「あいにく、能力じゃないんだよなぁ」


俺は浮いて身動きの取れないそいつに右足で蹴りを入れる

そいつは数百メートル吹っ飛ぶ、その際にいくつかの木を巻き添えにした

俺は歩きながら、そいつに近づく

舐めプ?そうだ舐めプだ。

それに俺はあいつのことをちゃんと“マーク“している

逃げられることもないだろう


「…いい一撃だ」

「…まだ生きてんのか?殴られ屋でも運営したらどうだ?似合ってんぜ」

「あいにく僕はMよりSって感じなんだ」

「誰も聞いてねぇよ」


あと何回殴れば、こいつは死ぬのだろうか

これだから大司教は厄介なのだ

そんな時だった


「…おいおいマジか!!」


“それ“は厄介なので使う前に仕留めたかったが…少々遊びすぎたみたいだ

そいつは両手を広げながら…その言葉を告げる


『必中…展開…!!』

こんにちはサボりネスです。

ごめんなさい。リアルが忙しいのです。

今回はジャスティアさんの強さが見れました

えー、正直、この後、バグ同様、出る場所を考えていないのですが…まぁ、頑張れ!!未来の俺!!

あと、必中展開!!詳しいことは次の話数で説明するので

是非!!次の回もお楽しみください!!

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