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悪魔団  作者: レイジネス
12/20

第十二話 第四部隊のトレーニング

そうして、いつの間にか圧気さんとの一ヶ月トレーニングも終了した

次は第四部隊

その最高責任者は…


「フハハハハ!!君は僕の…素晴らしいトレーニングを受けにきた…そうだろう?」


その人は水色の髪をかきあげながらそう言ってきた

そう、夢空 奏多さんである

別に悪い印象があるわけではないが…

個人的にはめんどくさいイメージしかないのでこの一ヶ月で何か変わればいいなと思った


「僕が教えるのは…能力についてさ!!何にせ僕の能力の熟練度はジャスティアさんを除いて一番だからね!!」


ジャスティアさんには負けるのか…

そう思うとなんだか大したことがない気がする

だが、そんなことは一旦おいておこう

能力…

僕は能力が好きだ

なぜなら思春期の僕にとって能力はロマンの塊であり、厨二心をくすぐる素晴らしいものであるからだ

まさか自分自身がかつて漫画とかでみた能力を扱えるとは思わなかったが…


「まずは…“必中範囲“について解説しておこうか?」

「必中範囲?」


初めて聴く単語に僕は小首を傾げる

すると、奏多さんは右手の人差し指を立てる

そこから、何やら水色の四分音符のようなものが現れた


「これが…必中範囲だ…さて、マモくん!!この音符はどこから出てるでしょーか?」

「えーっと…人差し指ですか…?」

「正解!!まぁ、これだけ見ても必中範囲のことなんてわからないと思うから僕のIQ1兆の素晴らしい脳みそをフル回転させながら順を追って説明してあげよう!!」


なんでそんなに自分に自信があるんだ…

とそんな事を考えている暇もなく、奏多さんは説明を始める


「たとえば…この人差し指に相手の体が触れたらこの音符のような能力は“絶対に当たる“。だから必中範囲なんだ。正確にいえば、この音符を出現させられる範囲に相手が入り込むことによって、その能力は必ず当たる。わかったかい?」


僕は首を縦に振る

例えば…この前使った技“放電“

この能力は僕の手のひらから電気を放つ能力だ

つまりはその場合、手のひらで触れたら問答無用でその攻撃は当たるから必中範囲ってわけか


「そうして…」


次の瞬間、僕の顔のすぐ隣に二連四分音符が出現する

僕は思わず、驚いて、少し離れてしまった


「と…こんなふうに必中範囲はまぁデカければデカいほどいいってことさ」


そう言い終えた直後、

「ただし!!」前置きを置いて、次の話を始めた


「当然範囲を広げたことによるデメリットもある。まず、デメリット1。威力が下がる。例えば、火を放つ能力があったとしよう。それは手から放つのと5m以内を必中にする効果だとどっちの方がダメージが上がるか…それは手から放つ方が上がるんだ。ただし…これ厄介でね…変わるのは威力だけで“効果“自体は変わらないってこと。これも例えるなら、動きを遅くする能力があったとしよう。その能力はダメージ…要するに威力を出すことはできない。でも、動きを遅くする効果を付与することもできる。つまりはデバフやバフなどのなんて言うんだ?概念系?はこのデメリットの対象外ってことさ。でもねぇ…このデメリット…完全に無くす方法もあるんだよ…まぁ、それはジャスティアさんがいつか説明してくれるでしょう!!そして、デメリット2。範囲を広げれば広げるほど…その技を使った時のエネルギーの使用量が激しくなる。こっちは簡単でいいね!!聞いたまんまの通りさ!!…まぁ、これもさっきの方法を使うと無効化できたりしちゃうんだけどねぇ…」


どちらも無効化できるじゃないか!!

僕はそう思った

僕の脳に何故、教えてくれないのだろうという疑問が湧く

…が、ジャスティアさんが教えてくれるだろうみたいに言ってたのを考えるに

この人はその方法を持ち合わせていないのか?

僕は質問しようとしてやめた

何にせ、奏多さんはプライドが高いのだ

そんなことをいったら何を言われるかわかったもんじゃない

そう考えていると


「まぁ、これくらいかな!!じゃあトレーニングの説明してくね!!」


そうして…奏多さんは一ヶ月トレーニングの説明をしてくれた




トレーニングの内容はこうだ

1.防漏を除く、エネルギー応用術を使ってはならない

それは至って単純で能力も使えば使うほど強化されていくらしい

ただし、防漏は能力使用時に使うエネルギーの量を調整するために使って良いとのこと

2.ひたすらに奏多さんと戦闘をする。

これにはなんとかして、一撃入れられたら今日のトレーニングを終わってもいい

とのこと

そうして、この話を聞いて…

早一ヶ月経った…

僕は叫ぶ


「一撃入れられる気配がないですけど!?」

「当然だろう?だって、僕は能力は神のような熟練度だ。君に一撃を入れられるビジョンが毛頭見えないのは当然のことさ」

「ぐぅ…ぐぐぐ…!」

うざい!!うざすぎる!!

一ヶ月いてかなりわかった

この人もめちゃくちゃに優しい!

それこそ圧気と同レベルくらいに!

普通にしていたらメチャクチャにいい人だと錯覚するほどに!!

だが、それはあくまで普通に過ごしていた時の話だ!!

自分が有利に立っていたり…このトレーニング中の間とかは

果てしなく!!クソうざい!!

僕の体はボロボロだ

彼の能力によって何度も何度もボロ雑巾のようにされている


「僕の能力は…“音“!音は全てを支配する!!身も心も何もかも!!それは僕に凄まじい力を与えてくれる!!」

「それ…もう何度も聞きましたよ!!」


何度も何度も自分の能力の説明をしてくる

夢空 奏多の能力“音“

この能力は実際にある音楽用語の意味にあった攻撃を繰り出すことができる

攻撃と言ってもバフやデバフをかそういったものもあるが…

そして…この能力の最も厄介な点は


五重奏曲クインテット

「…うぅ」


刹那、僕の体に5連続の衝撃波攻撃が飛んできた

そして…それは気づいた頃…いや…正確に言えば…その技名を言い終える頃にはすでに当たっているのだ

その理由は至って単純

音は秒速340m…

とどのつまり、早すぎて避けようがないのだ

ここまでされては流石の僕でも気づく

この人は必中範囲のデメリットを消す方法を持っていないんじゃない

その方法自体がそもそも必要ないのだ

なぜなら、その音攻撃は絶対に当たるから


「ふぅ…というわけで…一ヶ月間のトレーニングお疲れ様!!いやぁ、結局まだまだ僕の足元には程遠かったけれど…安心してくれ。僕が強すぎるだけだ。君も十分に強いはずさ。何にせ!!僕がトレーニングに付き合ってあげたんだからね!!」

「…まぁ、はい。ありがとうございます」


こうして…僕の人生の中で過去1腹のたった一ヶ月が終わりを迎えたのだった…

こんにちは!!レイジネスです!!

今回はどちらかというと必中範囲の説明を中心とした回でした。

この説明はのちの“ある技“の伏線として大事なのでね!!

いやぁ…焦らしますよ!!

そして…奏多…

まぁ、この人との戦闘をもっと書きたかったんですけど…何にせ今のマモとの相性が悪かったりするんですね

だからこそ、これまた焦らすってことですね!!

次回は…第五部隊…!!と見せかけて!!

ジャスティアとマモが少し遠出に出かける話です!!

是非!!楽しみにしてくださいな!!

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