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特別指定外来種  作者: ぷんばぁ
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人生色々

 私は死んだ。1人で死んだ。自分で死んだ。バイ谷川○太郎先生著「ぼく」より。

 思えば幼い頃から生きにくい人生だった。某宗教の二世として生まれて、私には偉大なる使命がある、と幼心に植え付けられた。幸い本当に小さな頃から、読み書きを教えてくれて居たため、大の本好きになり世界平和に付いての本や歴史事典、保育園児が裸足の○○を読んで理解し、自分に課せられた使命は素晴らしい、平和な世の中を創る為にあるのだ、と本気で思っていた。

 そしてそれらを友達に語ってハブかれた小学校低学年。語らなくなったけどその頃親が離婚していたと知り何故か苛められた忘れもしない、小学四年生。

 まぁよくある、誰それさんが貴方の事こんな風に言ってたよ、や私を見て厭らしく笑ったり、わざと聞こえる様に悪口を言ったり。その中に両親が離婚しているから貴方と喋ってはいけない、も大いに含まれていた。

 当然学校に行きたくなくなって、母親と担任の女教師K田Y子に相談したが、「まずうちのクラスに苛めは無いし、あるならば苛められる方に原因がある。嫌なら来なくて良い」と言われ、其処からアウトローな人生が始まった。

 当時は登校拒否児と呼ばれ、そんな子供が通うフリースクールに通った。其処には沢山本があったので、毎日本を沢山読んだ。

 全然タイプが違うのに何故か気が合い終わった後に、毎日の様に一緒に遊んだ一生付き合える親友も出来た。

 高校は通信制を選んだ。高校を卒業した後は色々な仕事を経験しながら、新たに出来た友人とも楽しく生きた。

 だけど、私は死んだ。1人で死んだ。自分で死んだ。


 

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