【舞茸の小噺】其の肆 舞茸の旬と目利き
舞茸の旬に関しては、今さらここで申し上げるまでもないかもしれませんね。
天然物の舞茸の旬は秋。
地域によってまちまちですが、九月の終わりから十月にかけて、というのが一般的なようでございます。舞茸は条件の揃ったブナ科の木があればどこでも育ちますので、いわゆる全国的な有名な産地、というのはございません。
改めて思い返しますと、舞茸って一年を通して出回っているのに、秋の味覚として認知されているというのも、何だか珍妙な気がいたします。まぁこれは、他のキノコ類にも言えることですかね。
さて、その話は横に置いておくとしまして、舞茸の目利きの肝を一つ。
舞茸の目利きというのは単純でして、実はそれほど難しいものではございません。
なお、ここでは天然物の舞茸に限ってお話させて頂きます点のみ、予めご了承ください。
まず、一番に見るべき所は、舞茸の「カサ」。
カサが深い茶色で、肉厚なものを選ぶようにいたしましょう。反対に、その下の茎の部分は真っ白なものが上物とされております。
これらに加え、カサがギュッと密着しており、触れると折れそうなぐらいの感触のものが新鮮な証。
これらの条件を満たしたものを選ぶことができれば、まず間違いないのではないでしょうか。
皆様も天然物をお買い求めになる機会がございましたら、是非お試しください。




