第3話
不定期投稿(´・ω・`)
間開けてすみません
第3話 不思議な少女
「次はどこ行きたい?」僕は雛瀬さんに街紹介の続きをしていた。何時間歩き回っただろうか。外は,完全に暗いという訳ではないが,だいぶ日も落ちてきた。雛瀬さんは首を横に振り「帰ろっか。」と、言ってきた。僕は女の子を1人帰らす訳にはいかず、家までついて行こうとした。だが、雛瀬さんは一向に「駅まででいい。」と、断り続けた。最後には僕が折れて駅まで送っていくことにした。しばらく歩いていると、駅に着いた。雛瀬さんがお礼を言って改札を通ろうとした時,「雛瀬 夜瑠…だな…何してたんだ。ご主人が探していたぞ…。」と、何処かから声がした。僕は、その男の子?女の子?よく分からないが,その子に何故か睨まれ,雛瀬さんはただ一言「すみません…。」と、謝罪し帰って行った。僕は1人おいてけぼりにされ、しばらくは駅の改札前で固まっていた。すると、後ろから声をかけられ振り向くと幸司がたっていた。幸司は「どうしたんだよ。浮かない顔っていう訳では無いかな?なんか彼女に振られた感満載の顔」と、言ってきた。僕は衝動的に「は?!僕彼女いないんだけど?」といい2人で帰った。帰る途中,幸司と話しながら僕は考えた。それはさっき雛瀬さんを迎えに来てた子だ。(あの子…どこかで見た気がする。)その日の夜はそのことをずっと考えていた。なんで僕を睨んだのか。それにマスターとか言ってた。普通の人はそんなこと滅多に言わないだろうに。だがいつまでたっても答えは出ず。結局その日は寝ることにした。そして僕は夢の中でその答え(?)らしきものを知ることになってしまった。