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虚しいからちょっとサキュバス呼び出してくるわ

とても下品です








時は令和、SNS時代。



グローバル化によりあらゆる物資や情報はネットで簡単に手に入り、人々は何不自由無く、安心安定の毎日を過ごしていた。

そう、刺激も、危険なことも何も無いのだ。




時は令和、SNS時代。




少年達は刺激に飢えていた!!!




スマホを開けば簡単に裸体を見ることができ、

文明の力で快感を一人で楽しめるようになった。


その反面、年々少子化が進み、童帝処女率は増加。


そう、一人の快感なんぞ、多感な少年達はとうに飽きていたのだ。









「うわあああああああああ!!!!

もうこんな一人虚しくやってられるかあああああ!!!」


俺は栄祐(えいすけ)

子供や愛する人に恵まれ、子孫繁栄を願って親戚一同が付けた名前だ。


うわあああ!尚更虚しい!!!

高校生になってもマトモに女子と話せないで一人アニメキャラで抜いてる息子になってしまったことが申し訳ない!!!


名前負けもいい加減にしろ。

そうだ、俺は虚しいのだ。そしてこんな自分が情けないのだ。

いや、俺だけではないはずだ。

現代を共に生きる男児を代表して言わせてもらう。

「この時代は刺激が少なすぎる!!!」




と、いうことで、俺はサキュバスを呼び出すことにしたのだ。


ネット社会の現代、悪魔の呼び出し方なんてささっとほんの2秒で出てくる。

悪魔もネットで2秒で呼び出されちまうなんて悲しいだろうな。



ん?なんで刺激のために呼び出すのがわざわざサキュバスなのかって?


ふっ…

それは俺がSっ気のある美少女サキュバスがタイプだからだ。最近のおかずもそれだ。ああ、もちろん夕飯のだよ…




で、なんだっけ?ええと…

魔法陣は描いたし、ロウソクも…

あとは魔法陣の真ん中に自らの一滴の血と精を、だって?


おいおい、ここでしろってのか?バカいうぜ

ぶざけるのもほどほどに





ふう…



そしてこの呪文を唱えるんだな。


「あぶらりらりなんとかんかん(すごいじゅもん)」

…うん!いいだろうこれで!

「いでよ!サキュバス!!!」





その瞬間、俺の視界が光で包まれた。

辺りは異様な空気を纏っている。

そして、下半身に冷たい風が吹く。

あ、それは俺がパンツ履いてないからか。



甘い匂いに目眩がし、くらっと後ろに倒れたその時であった。




「…やあ少年くん♡」




紫色の長い髪、キラキラと輝る紅い目、ふくよかな胸、すらっと伸びる足、それに、甘い声。


間違いない。これは夢なんかじゃない。

俺は、呼び出したのだ。




「呼んでくれてありがとうね♡僕がサキュバスさ♡」



「あ、あなた、が…」

「そうさ、僕だとも。少年くん、君の名前は?」

「え、エイスケ!です…!」

「うんうんエイスケ♡早速だけど、エイスケのココ、なんだか苦しそうだねえ?」



サキュバスの細く長い指が指差す先には…



Oh!!!!! No!!!!! エイスケのエイスケがタイヘンだ!!!!

おいおい待ってくれよLILエイスケ!

最初は紳士的に、そしてムードを作ってから、だろ?


LILエイスケ!そんなんじゃBAD紳士だ!TOO BAD紳士だ!




俺がLILエイスケを手で抑えていると、サキュバスが物欲しそうにLILエイスケを見つめた。



「なんだか僕、お腹空いてきちゃったんだあ♡

それに、エイスケのソレ、とぉっても美味しそう♡」

「あっそんなに見つめ…ないでくだ、」

「まあそんな我慢するなよ♡

い、た、だ、き、ま、す♡」

「う、うっっっ」




俺は、遂にサキュバスと……!!!!




その時、サキュバスが胸元からスマホを取り出してLILエイスケの前に置いた。



「セイ、カンチ, サクシュニウツリマス」




その瞬間、LILエイスケは何を出すこともなく、へなへなと萎んでいった。



「んんっ♡っはぁ♡ごちそうさまあ♡」

「…え?え、今何が…?!」


無駄にスッキリとした感覚だけが残っている。


「ん?今君の精をいただいたのさ」

「で、でもスマホ置いただけで…あんなことやそんなことをしてないんじゃ…」

「あんなこと…?」



サキュバスは数秒ポカン、としてから、吹き出すように笑った。


「あっははは!!ああ、行為のことかい?

いつの話をしてるんだよ君は。そんなのとっくの昔に辞めただろ?」


え?ど、どういうことだ?

理解ができない。



「ん?もしかして君は行為がしたくて僕を呼び出したのたのかい?デリバリーヘルスじゃないんだぞ?」

「でも、サキュバスって人間と行為をして精を奪い取る悪魔的なやつじゃないんですか?」

「そんなの何十年前に辞めただろう。まさか、悪魔界のことを何にも知らずに性欲任せに僕を呼び出したんだね?」



はい。図星です。



「さて、どこから説明しようか…

そもそもサキュバスは、人間の精を奪って殺す悪魔だ」

「ひえっ殺す?!」

「悪魔を舐めるなよ少年。まあ、それも数十年前の話だがな。

悪魔界で、精プラス魂を奪い取るのはやり過ぎではないか、とデモが起きた」



おいおい、悪魔界のデモってなんだよ。

なんだか萎えるような話だ。



「その頃、人間と行為をするサキュバスの重労働についても問題になっていた。

だから、もう行為をすること自体辞めて、人間の魂を奪わず、精だけを搾取するソフトを搭載したスマホを使ってるってわけ」

「そんな現代的なこと…」

「君達の社会だってそうだろ?」

「言い返せないです」


「でも、そんなの僕が生まれる前のことだから、僕がサキュバスとして生まれたときには、もう人間と行為をするサキュバスなんていなかったんだ。

まあ君も、魂を奪われないんだからいいだろ?」

「まあそれはいい事ですが…」



…ん?ということはまさか…




「サキュバスさんって生まれた時からサキュバスとしての任務…みたいなのあるんですか?」

「ん?まあ、そうだな。小さい時は研修漬けだけど、今はスマホの使い方とか勉強するだけだから簡単だな」

「じゃあ、行為は一度もしてない…?」

「そうだけど…どうしたんだエイスケ?」




!!!!!!!




俺はとんでもない事に気づいてしまった。




この、サキュバスは……………






処女である!!!!!!






そうだ、童帝処女率の上昇が深刻なのは人間界だけではなかったのだ。



「サキュバスさん!!!俺と×××してください!!!」


「ん?…ってええええええ?!!!???」

「お願いします!!!貴方の初めてを俺にください!!!!」

「ぼ、僕としたらエイスケは死ぬんだぞ!?」

「構いません!互いの初めてを交わることができるのなら、俺は死んでも構いません!!!

だからどうか、×××してください!×××を!」

「お、おいそんな×××って言うなよ…」

「×××!×××!×××!×××!×××!」


「やめろって!!か、帰してくれ…帰してくれ!!!」

LILエイスケは本当にLITTLEなんでしょうね。

サキュバスはボクっ娘です。


後書きまで来ると段々冷静になってきました。


ノリとテンションが続けばまた会いましょう。

それでは。

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