18.まさかの不味い
あれから、さらにもう少しだけ待って。モッチリーノをあと3本は食べれる程度の時間だけ待ったところで。
ミキサが建物から慌てて飛び出してきた。
「いるっ!? クリム、まだいる――!?」
「もっちろーん! 待ってたよぉ~」
「遅くなってゴメン! でも、終わらせてきたから! 絶対にやらなきゃいけないこと全部っ! 今日の仕事終わりっ!」
「おぉ~。ミキサちゃん、さっすがぁ~!」
待って、早くない? 今日の仕事が終わったの!? 早過ぎない!? 頑張ればどうにかなるってレベルじゃないでしょ!?
ただ、嘘を吐くような彼女でもない。つまり……マジで片付けてきたのだろう。今日中にやらねばならぬ、必要最低限のみ。残りは明日へ回すか、同僚に押し付けるか。
以上を差し引いても、やっぱり有り得ない。有言実行する行動力も半端ないが、そもそも勝手に就業時間を繰り上げるなんて。現代社会では不可能。また一つ、人間とエルフの文化の違いを見付けてしまった。
「あっ、グルメさん……いえ、グルメ様っ! お待たせ致しました!」
「グルメ様!?」
「えっ? お気に障りましたか?」
「うーん。その、違和感があるというか。様付けで呼ばれるのは、ちょっと……」
「ダメ、ですか……?」
「絶対にダメって訳じゃないけど、あまり良くないっていうか……いや、そんな顔しないで! 瞳をうるうるさせないで! あぁ、もう! 大丈夫だから! 好きなように呼んで構わないから!」
「……はいっ! やっぱり、グルメ様って優しい……! 大変お慕い申し上げます」
よもや、異性から様付けで呼ばれる日が来るとは。昨日の僕に言っても信じないだろう。
別に、悪い気分ではない。ただ、「グルメ様」って呼ばれると! 舌が肥えてる金持ちみたい! そんな大層な人間でもないのに!
グルメ様……毎日トリュフ・フォアグラ・キャビアを食べてそうだぁ……。
「じゃあ、行こっか! 私、お腹ペコペコだよぉ~」
「さっきまで食べてたのに!?」
「あんなの、食べたうちに入りませーんっ!」
薄々は思ってたけど、クリムってよく食べるよな。恐らくエルフでも食べる方。あれだけ忙しなくピョンピョン動き回れば当然か。
現在の僕の状況は、右にクリム、左にミキサ。完全に挟まれている。傍から見れば両手に花なんだろうけど、今の気分は花より団子。早くお昼ごはんを食べたい。朝だって、あんまり食べれなかったし。
すると、左側から声が上がった。
「で、クリム。どこへ食べに行くつもり?」
「それは歩きながら考えるよぉ~」
「アンタ、決めてなかったの!? ずっとアタシを待ってたのに!? 行き当たりばったりにも程があるわよ!」
「えへへー。ミキサちゃんは良いお店とか知ってるぅ? うーん、知ってそうだよねぇ……?」
「はぁ、呆れた。こんな時間に予約なしで3人も入れる良いお店なんて……知ってるけど。私の情報網、舐めんじゃないっ! 伊達に管理局で働いてないわよ!」
「ほえー。頼りになるぅ~!」
二人が仲睦まじく話す様子を、僕は首を左右に振りながら見守る。これは良い方向へ話が転がってきたかもしれない。つまり、僕たちのパーティにミキサが加入して、バランスが取れた。
第一印象は強烈だけど、この中では一番の常識人! いや、クリムが非常識って言ってる訳じゃなくて! 一番非常識なのは、食ったものを端から吐き散らかす僕だから!!
「もしもーし? グルメさーん?」
「えっ、何?」
「ほらぁ、ミキサちゃんが案内してくれるそうですっ! 行きますよぉ~」
再度、クリムは手を差し出した。
それを握ろうと、僕も無意識に右手を――
――ガシッ
掴んだのは、ミキサの左手だった。
あれっ!? さっきまで僕の左側にいたはずなのに!?
「では、参りましょう! グルメ様っ!」
「うえっ!? 私のグルメさんを取っちゃダメですー!」
「あら、別に良いでしょ? これくらい」
「もぉー! グルメさんもグルメさんですよぉ! あっ! どぉーしてちょっと嬉しそうにしてるんですかぁ~!?」
鋭い。こういう時だけ、鋭いっ!
これは不可抗力というか! クリムよりも少しお姉さんっぽさがあって! また別方向のベクトルでドキッとしてしまうというか――!!
「あの、ミキサさん……?」
「私のことは、ミキサとお呼びください」
「ミキサ……あんまりクリムを怒らせないでよね? 後が怖いから」
「了解いたしました。それでは、二人だけの逃避行と行きましょうっ!」
「今の聞いてた!?」
「うえっ!? とーひこぉ~!?」
今度はミキサに腕を引っ張られて、僕は人混みの中を駆け抜けるのだった。
「があああああっ! 痛い痛いっ! こっちも力が強い――!!」
「ほらほらっ! 急がないと追い付かれちゃいますよっ!」
「もぉー! 二人とも、待ってよぉ~!」
☠
やれやれ。酷い目に遭った。
僕たちが辿り着いたのは、一軒の隠れ家的なお店。樹海のような薄気味悪い雰囲気が漂っている。侵入者を拒むかの如く、門には棘々しい茨が絡み付く。本当に店かどうかも怪しいぞ……。
「ねぇ、ここが例の……ミキサが一押しする料理店? 間違ってないよね?」
「うええぇ……お化けが出そうですねぇ~」
しかし、当のミキサ本人は自信満々。
「もちろん、間違っていません! れっきとした正規の料理店ですよ。知る人ぞ知る名店。出される料理はどれも一級品。お店の名前は――」
「名前は?」
「ビストロ・メシマズです」
「ビストロ・メシマズ」
もうちょっとマシな店名はなかったの――!?
そりゃあ、誰も寄り付かないって! だって、名前からしてメシマズだもん!!
「よしっ! じゃあ、入るわよ!」
「ホントにぃ? どうか、お化けが出ませんよーに。ごめんくださ~い」
茨の門を潜り抜け、悪魔みたいな装飾の施された扉を開けると――
思ったより普通だった。内装は何もおどろおどろしくない。真っ当な料理店。外の雰囲気と打って変わって、店内はしっかり明るいし。
しかも、そこそこ賑わってる。決して、お客さんで溢れ返っている訳ではないが。もっと閑散としているかと思った。あの外観からは予想もできない盛況具合。
店員へ促されるがままに、僕たちは奥のテーブル席へ案内される。おやっ? 木の椅子は固いけど、ここはモコモコしたクッションが敷いてあるぞ。ちゃんと料理店してる。壁には絵画、隅には謎のオブジェ。なかなか、それっぽい。このままファンタジー映画のロケ地に使えそう。
席の配置は半強制的に。隣りにミキサ、正面にクリム。
「それで、グルメ様は何を食べられますかっ! その、お口に合うといいのですが……」
メニューを片手に、キラキラしながらミキサが僕に問い掛けた。
「うーん……僕はここの料理に詳しくないから。全部、ミキサにお任せしちゃっていいかな? 美味ければ何でもいいよ」
「はぁ、グルメ様……謙虚で素敵」
待って待って! 若干イケメンフィルターが掛かってない!? どんなことをしても、イケメンなら格好良く見えちゃうっていう……。そうか、これがイケメンの気持ちなのか……!?
「ふーんだ。グルメさん、鼻の下なんか伸ばしちゃってぇ……」
「そんなに伸ばしてないから! ちょっと、拗ねないで、クリム!」
「いいですよーだ。こうなったら、焼け食いしちゃいますからぁ~」
「食い意地だけは張ってる!」
結局、3人分の注文をミキサにお願いしたのだが……。
本題はここからである!
つまり、ビストロ・メシマズの料理は美味いのか――!?
「ミキサ。一つ質問をしていい?」
「はいっ! 何なりと!」
「ここの料理は、その……どれくらい美味いのかな?」
「どれくらい。また、漠然とした質問ですね」
むむむっと、眉を顰めながら。ミキサは真剣な表情で思索する。
やっぱり、根は真面目なんだな。仕事上のお客さんへの対応も、多分こういう感じなのだろう。親身になって考えてくれる。
「そもそもっ! まず、大前提の話ですが! この村では、誰でも勝手に料理人を名乗って、料理店をオープンできる訳ではありません。私のような管理局のエルフに、正式な許可を貰わなければ、お店を出すこと自体が不可能。当然ですよね? つまり、そういった意味合いでは――料理人には最低限の腕が保証されています」
「うえっ!? そーだったのぉ!?」
「アンタは知ってなさいっ!」
なるほど。訳の分からない奴が料理を作っているという心配はないってことか。設けられた一定の水準を満たしている。少なくとも、開店の第一関門として何らかのハードルを超えている。
メシマズ料理人は、この時点で淘汰されるはず。僕は絶対にオープンできない。
「もっとも、屋台や露店での飲食品販売は、また別枠になりますが。そして、最初に開店の許可を与えたら、はい終わり――これで済むと思ったら大間違いですっ! 年に1回、管理局からの審査が入ります。平たく言えば、認可の更新。したがって、お店の歴史が長ければ長いほど、信頼できる料理店なのです」
「ほう……興味深い話だ。ってことは、老舗は美味い。ちなみに、このお店は?」
「えっと、3年目くらいですかね」
微妙! これだけでは分からない! どれだけ美味いか判断できない――!!
「あっ、グルメ様っ! 今、微妙って思いましたね?」
「ギクッ」
「安心してください。このお話の本題は、つまり――私たち管理局のエルフは料理店の審査のために、この界隈のお店を仕事で食べ歩いているんですっ! 私はまだまだ若手ですが、これでも結構知ってるんですよ?」
「仕事で美味いものを食べてるのか。いいなぁ。それで……君にとって、このお店の個人的な評価は?」
「間違いなく! 五本の指に入りますっ!」
「マジで!?」
来た――ッ!! 今度こそ、確実に来た――!!
恐らくミキサは、この村のエルフの中でも舌が肥えた存在! あちこち食べ歩いているから! そんな彼女が、間違いなく五指に入るとお墨付きを与えた――!!
神に誓って、不味い訳がない! 食べる前から、美味い未来が確定している! これで不味かったら村を出るしかないっ!!
やっと……やっとだ。
ここまで長かった。遂に、美味い料理と巡り会えた。全く、随分と遠回りをしてしまったな。店の名前や外観だけで、判断してはいけない。こんなところに、クッソ美味い飯屋が隠れていたなんて。
もう、感慨深い。目頭が熱くなってしまう。
「あっ、ごめんなさいっ! うっかり、お仕事モードに入っちゃって! こんな真面目に説明されても、詰まらないですよね……」
「いや、ありがとう! とってもためになった! 君と出会えてホントに良かった! 心から感謝するっ!」
「べっ、別に……大したことは……そんな、手を握って……真剣な顔で、見詰められちゃうと……!? うへへ……アタシ、もう死んでもいいっ……!!」
「うえっ!? ミキサちゃん! 死んじゃダメだよぉ~!」
顔から湯気が出るって表現があるけど。あれはマジだったんだな。ミキサは完全に、プシュ~っとショートしてしまった。イケメンってスゴイ。
そうこうしている内に、料理が到着した。
料理が! 到着した――!!
こんなに待ち望んだ瞬間はないっ!!
「お待たせ致しました。こちら、当店オススメの旬のナニガシを使ったメシマズ風トロケール。そして、自家製ヌワットと完熟バエルのマゼターノ~オビョビョとポペポポンを添えて~。最後に、アミノ産のボベリカを使用したゲババのチョイ・ヤイタ。以上で宜しいですね?」
おおう。全く分からない。
味が欠片も想像できないっ!
海外のレストランに入ったら、きっとこういう気分なんだろうな。
「うわぁ! なんですか、これぇ~!? スゴイですよっ! グルメさん! これは絶対に美味しいですっ!」
「この料理が、腕を認められし一流シェフ渾身の作品――!! うおおおッ! 美味そうううぅ~! 写真に収めたいっ! 今日はこれを食べたぜって! みんなに写真を送って、自慢したいっ!」
「クリムも、グルメ様も、驚き過ぎですよっ! まだ早いです。ちゃんと食べてから、驚かないと」
ミキサの采配により、僕の前に置かれたのは――旬のナニガシを使ったメシマズ風トロケール。これだけ聞くと、不味そう。メシマズ風って……得体の知れない食材が入ってそうだし。
ただ、最初に言っていた。当店オススメと。
この店の看板メニュー! 自信を持って出した一品! ならば、死ぬほど美味いと相場が決まっている!
「はぁ……美味そう。見た目から美味そう……100パー美味いって」
現代の料理に例えるならば、グラタン。
底の浅い石のプレートにガッシリと収まっている。ただのグラタンではない。色は薄い緑色を基調として、表面が全体的に茶色く焦げている。このお焦げの部分が、また美味そうで。食欲をそそる。
むっ、聞こえるぞ……!! 料理の中からグツグツと、確かに音が聞こえる。シェフによる丹精込めた作り立て。なんて贅沢な料理! ちょんと石のプレートに指で触れると、熱いっ! 嬉しい熱さ! アツアツのまま食事を楽しめるよう、石の皿を使っているのだろう。早く、早く中を覗いてみたい……!!
スプーンで真ん中に、切れ目を入れた……瞬間ッ! 世界がジューシーな薫りに包まれた! 閉じ込めていたのか。味だけでなく、薫りまで閉じ込めていた! それが今、解き放たれた――!!
あっ……危ない。あと少しで、涎を垂らすところだった。燻製にも近いその独特な薫りは、遺伝子レベルで美味さを訴え掛けてくる。食材から調理法まで、あらゆる物事に拘って料理を創り上げたと確信させる。いや、断言していい。ただ、不思議なことに。一切の臭みは感じない。
一番底からスプーンで掬ってみると――違う。グラタンじゃない。これは、ドリアだっ! 一粒一粒が立った、お米のような食材が隠されていた! 王家の財宝が! まさに、森の迷宮の宝箱――!!
この世界で、お米を食べれる日が来るなんて。感極まってしまう。だが、それ以上に。とろけている。お米が周囲の食材と合わさり、調和を生み出し! トロットロに仕上がっている! 知ってるぞ! 口に入れた瞬間、とろけるパターンだ!
大きく一口分、持ち上げる。チーズのようにぐにーっとは伸びない。ただ、ひたすらに、トロットロ。頑固一徹なトロトロ職人が、最っ高にトロトロな仕事に三日三晩打ち込んだ。その結果が、多分これ。初めての料理、トロケール。名前にも負けず劣らず。
我慢できない。その偉大なる一口を、完全に刷り込まれた美味さのビジョンを胸に、ふーっと優しく冷ましてやる。だが、冷まし過ぎてはいけない。ドリアは、はふはふと食べるのが至高。異論は認めない。
「ふぅ……では、いただきます」
今、はっきりと理解した。
これは美味いと。口の中へ、スプーンを運んだ時点で。
満足な表情を浮かべ、笑顔を零しながら、僕はゆっくりと味わう。
――はふっ
………
……
…
「ボゲエエエエエエエエエエエエエエエエェ!? んなあああぁ!? ウゴォ! は!? は!? はァ――!? マッズ!! まさかの不味いッ!! いや、有り得へんやろォ!? こ こ ま で 期 待 さ せ と い て ! ! 一瞬、理解が追い付かないっ! この味を! 脳がバグだと認識した――!! 味覚の神経系統が大混乱ッ! そして、出した最終結論が! 不 味 い ! ! 米じゃねえ!! こんの味と硬さは、米に非ずッ! 米の形をした炭――!! ただの炭素の塊ッ! 一秒たりともとろけない!! とろけるの概念が音を立てて崩壊した! こいつァ! トロットロじゃなくてドロッドロ! 水で溶いた紙粘土ッ! 口の中が紙粘土で一杯だぁ!! 食べる直前まで舌の上に築かれていた味の王国がァ! 今、滅亡っ! 不味すぎや、舌に染み入る、炭の味――!! ごっはぁ! 今後一生オススメやめろ! 今日でメニューから完全抹消っ! もう黒歴史っ! うおえぇ……こりゃ、どういう訳やぁ……」
美味い美味いと断言して。
こんなに不味かったら、罪に問われる! 親友の裏切りなんて、ちゃちなモンじゃない! リアルに犯罪的な不味さ――!!
何を間違って! 料理店なぞ始めてしまったのか!?
「……えっ? えっ? えっ? ぐっ、グルメ様――!?」
そういえば、言ってなかった。ミキサには、何も伝えていなかった。さすがに今回ばかりは、美味いと信じ切っていたから。
僕が弁明するよりも先に、クリムが口を挟む。
「あれぇ? ミキサちゃん、知らなかったぁ? グルメさんは、グルメだから、グルメさんなんだよぉ~?」
知る訳がない。グルメがグルメだからグルメ? 言ってることは何も間違ってないのに、全てが意味不明!
そして――心なしか、クリムは嬉しそうにしている。
あぁ、そういうことか。どれだけイケメンでも、こんなに不味い不味いと叫ばれたら……百年の恋だって冷める。光の速度で冷める。今回の一件で、ミキサはさぞかし僕に幻滅したことだろう。
これで僕が! ミキサに取られなくて済む! なんて策士。
「えっ、グルメ様は、グルメだから……? 何を食べても、不味いって感じるの? こんなに、絶対に美味しいのに? えっ? ええっ!?」
混乱しすぎて、不思議な動きを始めた。僕を見たり、あっちを見たり、首を捻ったり、頭を抱えたり。で、最終的にテーブルへ項垂れた。
まぁ、そうなるよな。
そして、ガックリするミキサの頭を。クリムがペチペチと叩き始めた。
「もしもーし? ミキサちゃん、大丈夫?」
「…………」
「ねぇ、ホントに大丈夫ぅ?」
「……いいわ」
「へっ?」
「もう、この際! 人間でもグルメでも良いわっ! 男なら――!!」
「うええええええっ!?」
「ええええええええええええええええええぇ!?」
幻滅してない――!?
これには僕も驚いて、叫ばざるを得なかった。
許しちゃうの!? こんな奇行も許されちゃうの!? 嘘でしょ!? 恋する乙女のパワーってスゴイ――!! 恋は盲目にも程がある!
「ミキサちゃん!? 早まっちゃダメだよぉ~! だって、何を食べても不味い不味いって叫ぶんだよぉ!? ミキサちゃんには飼えないってぇ!」
「不味く感じちゃうのは、グルメ様がグルメだからでしょ!? 舌が肥えてるからでしょ!? だったら、アタシが! 思わず美味いって叫ぶくらい! 美味いものを食べさせてやる――!!」
「うええええええぇー!?」
とても理解がある。もう、尊敬しちゃう。
こうして、実に頼もしいメンバーが新たに加わった。
僕の食生活が改善される日は近いのか――!?




