増やすぞー
墨女の書いたページを見ると、絵が消えている
なるほど、出てきた妖怪はページから消えるようだ
空白部分は1ページだけだけど1、これは本当に使える力である
「ふむ、」
とりあえずお金がないし、家もない
既存の妖怪で、新しいわけでも何でもないがとりあえず「迷い家」(まよいが)をかいてみる
また絵巻が光「、、、、、、、、、、」
「どうしたの?お父さん」
出せました、迷い家
迷い家ー、家に入ると明らかに、誰かがいた気配がするが、誰もいない
茶碗にはご飯があるし
熱々のお味噌汁もある、食べても減らないが
誰もいない
そういう人がいた、住んでたんじゃないか、という感じが不気味である
形は藁ぶきの家
とりあえず、郊外の森で呼んでみたのだが、大、成功
「おじゃましまーす」
そこでハタと気づく主人公
「この家って私の家」
「そうですけど?何か」
キョトンとした顔で見てくる、墨女
「いや、まとうか」
家―しかも自分の家
「、、、そうだよな、」
違和感バリバリなのだがまぁいいということである
しかもあ空間であるため、何人でも住める
ご飯も、自動で作られるしきれないし
とすればすることは一つ
巻物に妖怪をかく
「長面妖女」(ちょうめんようじょ)「夜道怪」(やどうかい)
「似津真天」(いつまで)「さとり」
これらを一気に書く
「長面妖女」は、出会ったときは普通のサイズの人間だが振り返ると、山よりも高くなって見下ろしている
という妖怪、見た目は清楚なお嬢様という感じか、やさしそうなたれ目である
「夜道怪」は、十字路とか、宿で「やどうか、やどうか」(宿を貸してくれ)といい続ける妖怪
ぼろぼろの僧衣を着た、40代くらいの筋肉質な男である
「似津真天」は、顔は人、体は蛇のように細い鳥で、翼は1,6メートル、くちばしには鋸のような
歯がついている妖怪で、高い建物の上で「いつまでも、いつまでも」となく、主に夜に
「あ、あのよろしくお願いします、お父様」「よ、お前が俺っちのお父さん、よろしくな」
「こんにちはー初めまして!いつまででーす、よろしくね」
3人ともいいやつそうである
ここで、チームの人数は4人、いや、「お父様」含めて5人か
これは、これでいい「家族」である