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最強の剣の継承者〜その剣、俺が超えてやる  作者: 元始名
序章 谷底から這い上げたもの
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XXの谷にて-2

さ ささっ さ


草叢から何かの音が鳴り、僕の耳に届いた。


うん?人がな?...いや、これは四本の足で歩くもの人の筈が無い、逃げなきゃ。


草叢の向こうに生き物がありしかしそれは獣の類だと僕は思い、長剣を持ち直して其の場所から離れ他の草叢に身を隠しながら、様子を見た。


案の定、少ししたらあの草叢の向こうから一匹の狼の様な動物が飛び出し、鼻で臭いを嗅ぎながらあの渋い人の死体に近付いて行く。狼?は渋い人の死体を喰った。


今なら其の狼?は追って来ない そう思い、僕は狼?の居る方向とは逆方向に音を成るべく殺して、逃げていった。


其の逃げる途中、前の方から何かを感じ取り、今度は人がどうかを確認しないままそこを避けるように方向を変えた。さらに進んだ時、また別の方向から何かを感じ取った。僕はもう一度方向を変え、感じ取った何かから離れていく。


逃げる途中に何度も違う所に何かがあるのを感じ、それは具体的に何なのか、更に何故僕はそれ感じ取れるかを知らずに 考える暇も無く僕は逃げた。ただ自分自身が生き残る為に。


まだ五歳の子供の僕は大人と比べてそんなに早く走れない、しかし僕は形振り構わずに全力で走った。



どれ程の時間が経ったのかも知らず、どれ位走ったも知らない。そんな僕は一つの洞窟に走り込んだ。


其の洞窟の一番奥の壁が目に入り、僕はようやく足を止めた。


さっきまで何とか息を切らさずにいたが、足を止めたら息が荒れていた。


僕は少し時間をかけ息を整えだ。整えた後、少しの疲れを感じ僕はそのまま座った。


僕は座ってこの洞窟を環視した。


この洞窟は先外の景色と違い、人の生活した跡が残っているのだった。


洞窟の中には照明があり、この洞窟の隅々まで照らす程の灯りだ。その照明に使われたのはまだ五歳の僕でも良く知っている魔法道具で、この洞窟の中から出口までその魔法道具が設置されている。

その魔法道具は一度魔力を注ぎ込む事で長年使用することが出来る、注ぎ込む魔力が多ければ多い程長く使用できるが上限がある。そして当然其の魔法道具にもスイッチが付いていて、必要の無い時に閉めることで魔力の消費を節約する。


それから今僕の隣にベッドが一つ置いていて、其の上に潔白で言って良い位白いシーツがしかれでいる。


そのベッドの正反対の方向に様々の道具や石が置いていて、其々何の用途があるのかまだ幼い僕に分かるはずも無かった。


洞窟を見ながら僕は不思議にも疲れが取れだ感じがして、僕は立ち上がり続きをしようとする。


僕はさっき見た壁に向きその一角に目を向く。


其の一角に一具の骸骨かあったが、さっき死体を見たからが特に何とも思っていなかった。


その骸骨は壁に背を寄せるように座り、その手の部分に鞘に収められてる一振りの剣を抱えている。その姿はまるで戦いを待ち構えでいる剣士のようだった。


そして其の足元に一つ少し大きめの玉があった。


僕はその玉が気になって、それを拾い上げる為に手を伸ばした。


そして其の玉を手に取った瞬間、その玉は僕の視界を負う程光を放った。

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