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最強の剣の継承者〜その剣、俺が超えてやる  作者: 元始名
序章 谷底から這い上げたもの
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家に帰還するため

SIDE--リオン


オレがこの 聖天の谷 に落っこちてから長い時間が経っていた。


一体どれ程の時間が経っているかは正確には分からない。マギウスさんの記憶によると、この 聖天の谷 の中の時間の流れは外のと違うらしい。


だから正確の時間は分からない、でもオレ自身の成長から推測して、十数年は経っている事が分かった。


オレはこの 聖天の谷 での生活は修業そのもので、オレを強くしてくれた。


この十数年間、オレは自分の宣言した通りに 緒方一刀流(おかたいっとうりゅう) の全てを習得し 極めた。そしてオレだけの才を開花させ、オレだけの流派を作り出すことが出来た。


オレの流派に合いそうな名前を思い付かずで 我流 と呼んでいるんだ。


そして今、オレは マギウスさん との約束を果たそうとする為、旅に出ようと決めた。


オレは洞窟内で荷造りをしていて、服を着替えた。


オレのこの谷で着ていた服は全部この谷で材料を集め自分で作った。最初は全然を取越して下手糞だった、でも今となってはそれなりに上手いものを作れるようになった。


オレは服を着替え、上半身に黒い半袖のインナーに白いロングコートを被せて、下半身はコートと合わせて白の長いズボンだ。


黒いインナーは作る時に使ってた材料が特殊で、その為出来たインナーは伸び縮めの特性を持ちどんな体型でもに適用する上、ただ体にピッタリに締まり窮屈を感じさせない優れた一品だ。その吸水性も又つば抜けていて、オレはこれを愛用し他にも数着を作っていた、もちろんそれらも荷物に纏めている。


白いロングコートの袖口に襟から下まて続き少し太く薄い青の線を織り込んでいる。当然このコートも特殊材料を使い作ったが、別種の材料だ。色々の特性を持つが、これだ と言う物はない。強いて言えば丈夫の上に自我再生が出来る と言う点だな。


そして白のズボンだな。このズボンは他の二つと違い良い材料を使っていたが、特殊性がない。このズボンは軽量の上に保温性を求めて作ったもの。如何なる気温の中でも平温を保ちそして途轍もなく軽い素晴らしき一品だ。


着替え終わったオレは纏めた荷物を手持ちの魔道具に仕舞い、洞窟から出た。


オレ先ず火を消し、丁度良い具合に焼けた ジ・オーク の丸焼きを取り、隣に乾かしているなバケツを洞窟の中に置いて、そして ジ・オーク の丸焼きを洞窟の隣に突き刺してる剣の前に置いた。


その突き刺している剣はオレが作った マギウスさん のお墓で、その丸焼きはお供えだ。


「...行ってきます、マギウスさん。」


洞窟から離れていき、マギウスさんの記憶を元にオレが落ちて来た場所を推測して、そこの真下に向かった。

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