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桃來花見との出逢い

第8章 酒場での違法クエスト


違法クエスト。難しく言うとギルドからの承認を受けていないクエスト。手っ取り早く言うと、ヤバいクエストだ。でもそれにも階級がつけられているらしく優しいものはあるらしいのだ。しかしまだ仲間を見つけていない。これは一大事なので私は酒場で仲間を見つけよう。

『酒場 ブラドウィスキー』

なんか、、ヤバそうだ。しかしこの町にはここくらいしか大きな酒場はないらしい。カランカランと扉は鈴の音を立てている。入ってみると亜種、エルフ、ヒューマン、、など様々な人種の人々が顔を紅くして語らい、愚痴を溢していた。店長らしき人が

『よう姉ちゃん!新人か?仲間なら募集中だぜ!』

と意気揚々に話し掛けてきた。回りも新人か、と目をキラキラさせて此方をうかがっている。

『仲間で、侍の方はいませんかね?』

侍といえば攻撃役なので一人は絶対に要るはずだ。

『侍は、、え~とな、あ!女の東人だが、桃來花見がいるな。ほら!そこのあいつだよ』

桃來花見さんか、、。可愛いな。テーブルに頬杖をついているが濃紺の瞳や夜空のような髪、透き通る白磁のような肌。どれをとっても最強だ。

『こんにちは!侍の花見さんだよね!』

『ええ!もしかして私と冒険してくれるの!?』

どうしてこんなにhightensionなんだよ、、。もしかしてあなたも、?

『もしかしてさ、日本て知ってる?』

『何で知ってるの?もしかしたら転生したの?私もだよ!同じ人がいたよ!』

良かった、、。転生している人は他にも居るみたいだ。

『いまさ、仲間探しているんだけど、一所に元の世界へ帰る方法を探さない?』

『いいよ!君は仲間だよ!』

花見は涙を流しながらコクンとうなずいた。

腰にぶら下げてる武器は、。

『武器は?』

『これはね、何故か転生してきたときに一緒に有ったから。名前は秘刀春告だよ。刀身に金や桃色で桜や文字が入っているんだ』

カッケーーーー。ほすぃな、、。あ、クエスト探さなきゃ。

『一緒に、クエスト探そ?』

花見は迷いのない笑顔で頷いて、

『うん!それと今日から宜しくね!あ、名前は?』

『ルナシュ、ルナシュパエルだよ』

『ルナシュ!宜しくね』

桃來花見はとうらいはなみと呼びます。因みに作者の親の名字が日本で10人くらいしかいないらしい、、。

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