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CROWN  作者: 緒俐
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第二話:合掌

 制服に袖を通す前に魔法格闘技部のジャージに袖を通すことになるのは実に自分達らしい、と陸は思う。練習に入学前から基礎練習のみ参加することを風雅から許可され、どうせすぐ着ることになるからと仮入部もしていないというのにジャージ一式を渡された。


 もちろん魔法格闘技部に入部するつもりで、小学生の頃から青と白を基調としたこのジャージ姿は憧れだった。それを着て試合会場に向かう兄貴分達がひどく恰好良かったことはまだ記憶に新しい。


 しかし、決定的な違いがあるとすれば、隣を歩く雅樹は身長もある所為か既に貫禄バリバリと言うほどその姿が似合っているが、自分はこれから大きくなるからとワンランク大きなものを渡されていかにも着られている感がある。そんな自分を仲間である江森真理と葛城藍は可愛いと言っていた訳だが……



 部活が終了して風雅に解放された後、主将だからと彼は何かしら仕事があるらしく先に帰るように促された雅樹達は正門の前で待っていた友人達のもとに向かう。

 しかし、まだそこにいたのはお転婆な二人だけで腕白小僧と冷静な少年は来ていないようだ。


 そして、雅樹達に気付いた二人のお転婆少女は大きな声でそれぞれ反応を示してくれた。


「雅きん! りっくん!」

「雅樹、遅いわよっ!」


 手を振って人をあだ名で呼んでくれる少女は葛城藍。中学一年生の女子にしては大人びた容姿と思考を持っているが基本性質はとても子供らしい少女だ。

 ただ本人いわく、恋する女なので自分磨きに余念がないらしい。


 そして雅樹にのみ文句を付けるもう一人の少女は江森真理。こちらの少女はいかにも一般的だと評価されているようだが、友人達から言わせればそれほど似合わない言葉はないとのこと。理由も言葉遣いを除いてこれほど男らしい女はいないからとのことだが……


 そんな二人に陸はどう考えても無表情にしか見えないが、長年の付き合いの所為か友人達には表情を崩していると言わせる表情で答えた。


「すみません、雅樹君が風雅隊長に絞められてましたので」

「ああ……」


 それだけで説明は充分だった。真理達も普段から理不尽な扱いをそれなりに受けてるのだから……


「で、涼と蓮はどうしたんだ?」

「体育館のモップ掛け。もうすぐ来ると思うから気長に待ってましょ」

「お前、俺に遅いって言ってたよな……」


 一体どういう理論なんだと真理に文句の一つでも言ってやりたいが、口喧嘩で女に勝てるのは風雅しかいないため雅樹はグッと堪えた。おまけに相手は魔法格闘技部のスタメンに入れるレベルになので殴られたら洒落にならない。


 そんな談笑を繰り広げながら、陸は近付いて来る気配を感じて視線をそちらに向けた。腕白小僧と冷静美男子も部活から解放されたようだ。


「涼君と蓮君が来たみたいですね」


 陸の声に一行も校舎側を見れば、自分達と同じように魔法格闘技部のジャージを身につけた冴島涼と東條蓮が並んでやってきた。陸と雅樹と同じように、身長、性格、おまけに頭脳まで凸凹コンビだ。

 唯一、同じといえばその魔力に大差が無いことだろう。容姿はそれぞれの魅力があると言わなければ涼が不憫になるので敢えて突っ込まないでおく。


「わりぃ、待たせたな!」

「涼っ! お疲れ様!!」

「わっ!」


 藍に飛びつかれ涼はバランスを崩しかけた。藍とそう身長が変わらないがやはり男子、体格は細くとも鍛えていることは少し大きめのジャージ姿からでも良く分かる。

 せめて自分もあれぐらいに……、と陸は思うが十センチ近くの差というものはなかなか埋められるものではない。


 そう考えている間も周りなど気にせず藍のハートは飛び続ける。もちろん、昔からの光景なので全員慣れているのだが……


「もう、モップぐらい雑魚な先輩達に任せちゃえば良いのに」

「いや、一応先輩だしな……」

「風雅隊長の命令だけしか聞く必要ないわよ。それに蓮に全て押し付ければ二人で仲良く帰れたのに」

「藍、お前な……」


 蓮はそれ以上何も言えなかった。藍が昔から涼には懐いて自分をライバル視していることは今に始まったことじゃない。恋に友情は邪魔だという理念の持ち主なので仕方がないといえば仕方がないのだが……


 しかし、魔法格闘技ではよくコンビを組まされる相棒が彼女だというのだから、余計なことを言って自分に難が降り掛かって来るのは普段から避けたいと蓮は思っていた。藍を怒らせると冗談抜きで殺される。


 そんな応酬を聞きながら陸は全く表情を変えることなく爆弾を落とした。


「そういえば風雅隊長から一人も赤点を出すなとの命令です。出せば当然連帯責任だと」


 陸の言葉にフリーズし、蓮と藍の目は問題児三人に向けられる。そう、真理と涼、さらには最大の問題児である香川雅樹の赤点を阻止せよとの命令はおそらく、中学生活における最大の難所だ。


「ど、どうしよ〜〜!! 私、算数全く分からないわよ!?」

「お前はそれだけだろ、俺はそれに英語と理科と……」

「俺なんて全部だぞ……」

「いや、真理は一教科だけだからまだなんとかなるが……」


 問題は涼と雅樹をどうするかということだ。学年総代に選ばれている蓮と入学試験二位で通過している藍、さらに全教科百点はとれないがオール八十点以上を弾き出す陸でもかなりの対策を練らなければ突破出来ないのだ。


 その問題に当事者達より真剣に話し合った蓮達はすぐに結論に至り、勉強会の担当を決めたのだった。


「藍、陸、お前達で雅樹を何とかしろ。どんなに日本語をかみ砕いても俺じゃ無理だ……」

「確かに雅きんはまずいよね……」

「仕方ありません。馬鹿に付ける薬も魔法も存在しませんから」

「テメェら……!!」


 溜息を吐き出しながら話し合う三人に雅樹は青筋を立てた。しかし、それをスルーして蓮は自分の担当者にも対策を告げた。


「真理は算数だけ涼と一緒に見てやるからあとは涼の対策に回れ。とにかく赤点だけは回避だ」

「よろしくお願いします、蓮先生」


 真理は大人しく頭を下げたが、涼は何とも反論出来ずペコリと頭を下げるだけだった。彼がいなければ間違いなく赤点を避けることは不可能だ。


 しかし、その難題に取り組むには必要なものもある。なんせ夕食を摂取としても彼等はあくまでも成長期だということを忘れてはならない。ぐぅ〜となる腹の虫はどうにもならず、涼は笑いながら提案した。


「とりあえずコンビニ寄って帰ろうぜ。蓮の部屋で今日は勉強会ってことで」

「はぁ……、仕方ないな……」


 テストは三日後、入学式の翌日が休みという勉強をするものにとっては有り難い日程だが、そのおかげで風雅が明日も部活だと決めてしまったのである。


 もちろん、部員にはテストが心配なら勉強を優先しても構わないと考慮してくれるらしいが、長年の付き合いである自分達には勉強するから部活はなし、との選択肢は用意されていなかった。寧ろそれすらも精神を追い込む練習みたいで……


「風雅隊長が雅樹君の勉強を見てくれたら良いんですけど……」

「やられた瞬間に死ぬ……」

「勉強まで半端ないからな……」


 間違いなく今回も全教科満点というとんでもない結果を弾き出すであろう隊長に項垂れながら、彼等は帰り道の途中にあるコンビニまで歩き出したのだった。



 コンビニに向かう道中、一行の話題は風雅の恋路についてとその相手の杉原杏だった。藍や真理は杏に会えることを楽しみだと言うが、男子達の反応は杏が生贄にされるのかと思うと憐れみの表情が浮かんでしまう。


「可哀相に……、よりによって風雅隊長に気に入られたら一生監禁されてるのと同じじゃないか……」

「同じじゃなくて下手すればするな。恋愛に関して絶対束縛タイプだぞ」

「そうですね、部活に関するもの以外杏さんから受け取るなとの命令ですし……」


 そんな感想には同感らしく藍達もコクコクと頷く。しかし、それ以上に最悪な悪循環の方程式が蓮には立ったらしく、これからのことも踏まえて全員に忠告しておいた。


「とりあえず、杉原には悪いがマネージャーには強制的になってもらおう。ここでなってもらわなければ風雅隊長の機嫌が悪くなって俺達の部活は拷問、うちに帰っても拷問、精神的に病まされて廃人になったとしても機械としてコキ使えるようにインプットされるに決まってる……」


 あまりにも有り得そうな未来でゾッとした。一之瀬風雅という少年のモットーは「使えるものは廃人でも使う、しかし役に立たないと判断すれば未練なく切り捨てる」である。つまり逆らわない方が人間らしく生きられるということだ。


 そんな悍ましい未来に六人は青くなりながら暫し無言で歩いていると、バイクが後ろから走ってきて、前を歩いていた仕事帰りであろう中年女性のバッグを引ったくった!


「きゃあああっ!!」


 強い力でバッグを引ったくられた女性はその場で転倒し、軽く足を捻ったのであろう、苦渋の表情を浮かべながらも相手を追い掛けることが出来なくなった。

 ただ、その光景を見て雅樹と涼は一気に魔力を解放して走り出す。


「ちっ!!」

「陸! これ頼む!!」


 雅樹と涼は陸に鞄を預けると一気に加速した。相手はバイク、魔力を発動しなければ追い付けない!

 そんな中、陸と蓮は冷静にバイクを見ていた。藍と真理にアイコンタクトを取れば藍は被害者の女性の元に、真理は先に行った二人を追い掛け始める。


「蓮君、フォローしますか?」

「ああ、頼む」


 ふわり、と魔力を発動し二人の髪が揺れる。そして蓮は魔力で青く光る弓矢を作り上げ、バイクに狙いを定めた。少し遠いが外すことはない!


「バイクに走って追い付くより……射た方が早い」


 スパンと痛快な音を響かせて放たれた弓矢は高速で走る雅樹達を追い越し、それはドンピシャでバイクのタイヤに貫通した。


「うわあああっ!!」


 射抜かれたバイクに窃盗犯はバランスを失い転倒させられ、バイクは派手に電柱まで回転しながらお陀仏となった。


「ううっ……!!」


 しかし、窃盗犯はその衝撃にフラフラしながらもヘルメットを被っていたため気絶することなくその場から走って逃亡しようとしたが、ついに追い付いた雅樹に先回りされ行く手を阻まれる。


「待てよ」

「くっ……!」


 鋭い目付きと低い声、中学入学前にして身長が百八十センチ手前の雅樹に犯人は威圧される。それでも何処からか逃げ道はないかと彼は後退していくと、同じように後ろを固めていた涼に気が付いた。


「逃がさねぇぞ、大人しくしてろ」


 凄んだつもりでもこちらはそういかなかった。身長百五十センチギリギリ後半、ようやく最近成長期の涼では凄みが足りない。もちろん、声変わりすら途中という段階だ。


 場所は一本道、飛び越えられそうな柵も無ければ侵入出来る家もない。そうなればどちらに行くかなど決定したも同然で唯一の逃げ道となるであろう、涼の方に向きを変えて走り出した!


「どけっ!!」


 ナイフを取り出して窃盗犯は涼に襲い掛かってきた。ただ、それに動じることなく涼は構えたが、後ろから駆けて来る音に彼はすぐに動きを止めるれば、ブワリと涼の頭上を飛び越して来た空手少女が技を放ったのだ!


「せいやぁ!!」

「ぐはあっ!!」


 鮮やか過ぎるほど見事な回し蹴りが男の側頭部に決まり、男は数メートルぶっ飛ばされ泡を吹いて悶絶したのだった。


「よしっ!!」


 ふうっ、と息を吐き出し真理は魔力を収めた。そんな彼女を見ていた雅樹と涼の表情はヒクヒクと引き攣った。

「うわぁ……、相変わらずスゲェ蹴り……」

「あれだけは喰らいたくないな……」


 ピクピク動き、辛うじて生きているのが可哀相だと同情してしまうのは真理の破壊力を知っているからこそ。おそらく全治一週間くらいのダメージを受けているのであろうがあくまでも窃盗犯、自業自得だと割り切った。


 それから数分もせず警察がやって来て窃盗犯が捕まり、藍に手当されて全快した中年女性から礼を言われ、その間に陸が今日の夜食とコンビニで適当に買っておいてくれた菓子や飲料水を雅樹は受け取ると、ようやく帰路に就くことになった。


「さて、良いこともしたしさっさと帰ろうぜ」

「そうだな」


 一行が帰る場所は同じ冴島邸、つまり涼の実家であり幼い頃から共に育ってきた場所だった。



 魔法格闘技部指令室。何故そんなものが学校にあるのかと言われれば首を傾げるところだが、どうも十数年ぐらい前に卒業した魔法議院の組織の一つ「CROWN」の現戦闘指揮官が学校に掛け合って十分足らずで承諾させた場所らしい。


 そして今現在、その場所はまさに風雅の為にある部屋だった。大会社の応接室にも劣らない有名ブランドのソファーにテーブル、シャンデリア、おまけに絵画や花まで飾られている始末だ。


 そんな部屋に彼の仕事用の机はあり、そこで明日の練習メニューを組んでいると、七時を示していたパソコン画面に凛々しい少年の顔が映し出された。


『風雅、久し振りだな』

「お久し振りです、慎司さん」


 風雅にしては珍しく表情を柔らかくして話す相手は魔法学院高等部一年生の冴島慎司。前魔法格闘技部の主将であり、涼の兄に当たる。現在は寮生活を送っているため冴島家にいないが、時々こうして弟達の面倒を見て貰っている風雅と連絡を取り合っている仲だ。


 そして、少しの間見ないうちに逞しく成長した風雅に慎司は口角を上げる。


『魔法格闘技部の主将は随分板についたみたいだな』

「いいえ、慎司さんほどではないですよ。事実、涼達が今年入部して来たとしてもまだあなた達には届かない」


 風雅の頭に過ぎるのは彼でも勝てない猛者達の顔。彼の実力は慎司と互角であるが、その上を行く者達がまた何人もいる。おまけに慎司は本来、戦闘タイプではないというのだから堪ったものではない。


 そんな風雅の考えが手に取るように分かるのか、慎司はクスクスと笑いながらその一番の元凶になるであろう兄の顔を思い浮かべながら答えた。


『おいおい、文句は兄さんに言ってくれ。いや、ボスに言うべきか』

「淳士さんですよ。CROWNのメンバーに慎司さん達が加われば最強と謳われても仕方ない。第一、現段階で淳士さんの出鱈目過ぎる強さを攻略するのは歩だけの将棋で勝とうとしてるようなものだ」


 性格も出鱈目なのに……、と溜息を吐き出してしまう風雅の気持ちはよく分かる。


 冴島淳士という自分より二つ年上の兄は、魔法格闘技において右に出るものがいないと言われるほどの魔力と武術を身につけた、いわば天才といわれる青年だ。

 当然、高等部の魔法格闘技部の主将であり、CROWNでもエースとして動いているわけである。


 そんな淳士率いる高等部の魔法格闘技部に追い付こうと日々練習に打ち込む弟分達を微笑ましく思いながら、慎司はマウスをクリックして風雅にいくつかのデータを送った。


『じゃあ、情報を提供してやる。今年、中等部に入学する奴で雅樹と同等の実力を持つ奴がいる。そいつも引っ張って俺達に挑んで来いと兄さんからの伝言だ』

「敵に塩を送ると……?」


 普段は弟分でも魔法格闘技部としては敵。淳士が見下すつもりはなくとも風雅はその絶対的な差を感じられずにはいられなかった。


 しかし、慎司はそれを全く気にすることはなく、寧ろ未来の楽しみが増えるという兄達の言葉を思い浮かべながら答えた。


『今はな。だが、世の中にはお前以上に戦局を見据えられる天才もいるんだ。いずれ、お前もCROWNに来るならしっかり人生経験積んで来いってさ』


 積んで来い、ということはCROWNのボスからの伝言だろう。あの冴島淳士の上官をやってるような男なのでそれは有能な男なんだろうと風雅は思っている。


 事実、そうでなければ人に使われることを嫌う風雅がCROWNにいつか所属したいなどとまず思わないのだから。


「分かりました、せめて慎司さん達と戦う夏までにもう三段階くらい上の人生経験を積んでいきますよ」

『三段階? また微妙な表現だな』

「ええ、まだ攻略するには分からないことも多いので。ああ、だけど従順させるのはすぐか……」

『おい、また何に興味を持ったんだお前は……』


 昔から何処か掴めないところがある少年だが、今回はいつも以上に興味を持った何かがあると感じられた。しかも従順というのだから余程その対象は周りから見て不憫なことになるに違いない。

 ただ、風雅は黒い笑みを浮かべたまま楽しそうに笑っているので敢えて突っ込まなかった。


 基本、風雅は自分やCROWNに所属しているメンバーに対してはそれなりに礼儀を払ってくれるが、その他の者に対しては間違いなく風雅様で通っている。

 慎司が今年の中三を差し置いて風雅を主将にしたのも、その絶対的な支配者としての資質が高過ぎるが故だ。


 何より弟達の身の安全のためにも余計な刺激はしないでおこうと思った。


「それは後日に。では、そろそろ俺は帰ります。問題児達の勉強を少しは見てやらないといけませんので」

『ああ……、その点は兄として申し訳ない……』

「いえ、涼より雅樹の方が問題ですから」


 確かにそうだろうが……、とは思うが慎司は口に出さず、ただ弟達の身を案じて心の中で合掌するのだった。




はい、第二話更新致しました!


というより、今回キャラクターがやけに多くないか!?

一体何人出す気なんだ!?

うん、かなり出します(笑)

だけどそれでも分かるように書いていきたいというのが今回の緒俐の課題ですので、頑張ってみようかなぁと。


とりあえず中一メンバーは今回の話で六人出してます。

彼等が主役である杏ちゃんと深く関わっていく仲間になりますので、おそらく話を書いていくごとに名前を覚えてもらえたらなと。


そして今回の風雅隊長。

中一メンバーの冴島涼のお兄ちゃんに当たる慎司とお喋り中。

しかもさらにその上のお兄ちゃんが冴島淳士、やがて主役になる人物は現在魔法学院高等部の三年生です。

風雅隊長いわく、夏の大会で会うことになる、つまり彼の登場は夏までお預けです。


さて、次回はいよいよ中学生活スタート!

まずは中一メンバーのドタバタ劇からお楽しみ下さい。




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