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作者: 水銀

 

君が隣に座る

遅れてごめん、て

息を荒げて


そんなに急がなくて良かったのに

でも、そんなに

会いたかったの?って

少し嬉しくなる


コーヒーなんて飲むくせに

苦い、って甘くして

甘く甘くして飲むから

混ざりきらないシロップがうねる

しきりに掻くストロー

結局溶解度こえてます


ちょっとしたことで笑って

息がかかる位顔を近づけて


自分の得意なことではしきりに自慢してきて

やっぱり反応楽しまれてる?

じゃあお返しするわ

でも敵わないかも


君の好きな音楽聴いて

同じイヤホン、半分この音


好きなんだ、って君が笑うから

自然と引き込まれてく

こんなのずるいよ

好きにならないわけがない


君の手がリズム刻んで

それに合わせて目をつむるよ


周りは見えなくなる

二人の世界

なんかくすぐったい


時間はあっという間で

真っ暗闇をにらむ


帰ろっか、なんて言って

帰りたくないのはお互いさま


冷たい夜に息を浮かべて

笑い声響かせて歩く


不思議だよ

なんてことでもないのに

楽しくて、あったかくて


私の家に近づいて

歩く速度もゆっくりに

気まずくなる空気

離れたくないよ

君はどう思ってるかな


いつものを交わして

あ、

もう終わりなんだって

涙が出る前に笑う


「頑張ってね!」

精一杯の気持ち

明日も会いたいね


こんなひねくれ者だけど


やっぱり君が****です







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