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High School Love  作者: KAMU
4/11

Uneasiness

体育大会が近づいていた。

必死で練習するクラスメイト達を見ながら、俺は千尋と休憩していた。


「最近うまくいってる?」


「え?何が?」


「香奈とうまくいってるの?」


「そりゃね!らぶらぶってやつだよね!」


冗談半分に答えた俺に千尋は、


「佐藤翔平が心配だから言うんだけどね…

香奈、浮気してるよ」


え?え?


「ばっかじゃねーの。そんな訳ないじゃん!香奈はそんな奴じゃないから!」


「じゃあそう思ってればいいじゃん。でもね…」


信じられない。

いや、信じたくない。

千尋の言葉がだんだん聞こえなくなっていった…


そうじゃないって信じていても、やっぱり気になった。


聞くしかないと思った。


[香奈、俺の事好き?]


[大好きだけど

なんで?]


[香奈が浮気してるって聞いたから…]


[浮気なんてしてないよ!信じて!]


[だよね!ちゃんと信じてるって!]


千尋が何でそんな事を言ったのか。

全然分からなかった。

千尋の事が許せなかった。




休日に、香奈が俺の家に遊びに来てくれた。


「俺、ピザ作ってみた!

食べる?」


「食べる!」


一生懸命作ったピザを食べてもらった。


「「おいしい!」」


2人とも目を合わせて言った。

その後は俺の部屋でくつろぐ事にした。

俺が不安になってるのに気がついたのか、隣に来てくれた。

手を握ってくれた。


「心配?」


香奈の質問に俺は答えた。


「少し。」


「じゃあ、はい!」


そう言った彼女は、俺の前で目を閉じてきた。


「ん?」


「して?」


2人とも初めてキスをした。

不思議とその後からは

不安もなくなって、

彼女をもっと好きになった。


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