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第七話 王都の闇


王都へ向かう街道は、

広く、

整備されていた。


テッドは、

馬車の荷台に揺られている。


予選突破者として、

同乗を許されたのだ。


周囲には、

同じく剣士大会を目指す者たち。


誰もが、

自信に満ちた顔をしている。


テッドは、

剣を抱えて黙っていた。


王都の城壁が、

見えてきた。


ガルンディアよりも、

さらに巨大だ。


中に入ると、

人の波。


露店。

屋敷。

石造りの塔。


目が回りそうになる。


大会の受付を済ませ、

宿へ向かう途中。


路地裏から、

小さな悲鳴が聞こえた。


テッドは、

足を止める。


「……助けて」


かすれた声。


テッドは、

路地へ入った。


男が二人。


一人の少年を、

押さえつけている。


「離せ!」


テッドは、

叫びながら剣を抜く。


男の一人が、

舌打ちする。


「またガキか」


男が、

短剣を投げる。


テッドは、

横に避けた。


壁に、

突き刺さる。


距離を詰める。


一人目の腕を、

斬る。


叫び声。


二人目が、

背後から襲う。


テッドは、

振り向きざまに突く。


腹に命中。


男たちは、

逃げていった。


少年は、

震えていた。


「だ、大丈夫か?」


うなずく。


「最近、

剣士がよく消えるんだ」


「闇ギルドの仕業だって……」


テッドの胸が、

ざわつく。


闇ギルド。


※闇ギルド

違法な依頼や、

人身売買を行う組織。


翌日。


大会の練習場で、

妙な噂を聞いた。


「地下闘技場に

連れていかれたらしい」


テッドは、

一人で調べることにした。


夜。


路地裏を進む。


怪しい扉を見つける。


中に入ると、

地下へ続く階段。


降りる。


歓声が、

聞こえた。


地下闘技場。


鉄格子の中に、

剣士たちがいる。


鎖につながれている。


テッドは、

見つかった。


「新入りだ!」


男たちが、

襲ってくる。


テッドは、

剣を抜いた。


一人。

二人。

三人。


斬る。


狭い。


だが、

迷わない。


剣を振る。


血が飛ぶ。


最後の男が、

倒れた。


頭の中に、

文字が浮かぶ。


――剣技レベル7


檻の鍵を、

壊す。


「逃げろ!」


剣士たちは、

走り出した。


だが、

奥から、

足音。


重い。


現れたのは、

黒装束の剣士。


冷たい目。


「ここまで来るとはな」


テッドは、

剣を構えた。


強い。


本能で分かる。


闇ギルド最強剣士、

カイルド。


決戦は、

避けられない。


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