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第二十四章 夜空の鑑賞
感心するバカラさんと、ちょっと照れ臭い私。
今更だけど、人獣って、時計がなくても今の時間が把握できるなんて、ある意味とんでもない能力だ。
その原理はよく分からないけど、きっと『本能』の一部なのかもしれない。だって、人間以外の生物が、時計を認識できるとは思えない。
だからこそ、動物は周りの空気等を無意識に計算しながら、今が何時なのかを把握する能力を、無意識のうちに身につけているのだ。
そう思うと、人獣って動物寄りのなのか、人間寄りなのか、割とガチで分からない。姿形は人間の方が優っているけど、中身は動物の方が優っている。
バカラさんが人獣に興味を向ける気持ち、何故だか分かってしまう。
こういう『異種族交流』や『異文化交流』で、自分と相手が違う事を体感できるだけでも、すごく有意義に感じる。
・・・そう思うと、人間と接するのも、案外悪くないと思う。
それに、関わる人数を極限まで減らせばいいだけで、やたらめったらに関係を持たなければいいだけ・・・と思いたい。
バカラさん、立場上多くの人と関わっていると思うし、もし彼が王都で、この里や私達人獣の事を色々と話してしまうと、私がずっとずっと望み続けていた、この悠々自適な生活が・・・




