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第二十二章 現状に焦る

コンはようやく気付いた

兄ではなく

今自分が置かれている状況を心配するべきである事を・・・

「彼の実力は、目まぐるしい程伸びています。

 彼はとにかく自主練や特訓を毎日欠かさず、座学の授業が無い時でも、自分に欠けている知識を自分自   

 身で補うという、我々指導者としても関心に値します。

 でも、あまりにも頑張りすぎて、体を壊してしまわないかが心配ですね。

 座学や訓練が休みの日だとしても自主練に明け暮れているので、無理が祟らないかが、指導者である私

 としても・・・」


あぁ、本当申し訳ない。

確かに兄は熱中すると止まらない性格ではあるけど、その性格は里を出てからも健在だった。ある意味安心したかも。

バカラさんが里へ向かう話を兄に伝えた際、実は今日、兄もバカラさんと共に、里へ向かう計画だったんだとか。

だが運悪く、肝心の兄は今日、必須の訓練があるらしく、泣く泣く里帰りを断念したらしい。

でも、兄がしっかりと兵士としての訓練に励んでいる話が聞けただけでも、私達は十分安心した。

お礼を言いに来てくれたバカラさんには、色々な意味で感謝しない。

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