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第十七章 事後

そこまで話を聞いて、自分がすべき事は分かった。自分の行いにはしっかりケリをつける事、それくらい私自身で背負わないといけない。

ちょっと危険ではあるけど、試しにもう一度あの〈救いの灯火〉を発動させてみる事に。

念の為、両親二人が見守っている中で、左手の人差し指をナイフで少しだけ切り付けて、発動させてみる。


「どうかお許しください 慈悲深き神よ

 私の行いを どうかお許しください 慈愛に溢れし神よ

 私の傷口を塞ぎ そのお力を証明したまえ

 〈救いの灯火〉!!!」


〈ノリト〉を唱え始めた段階で、もう私の人差し指は光を放っていた。そして一瞬にして、傷口は塞がってしまう。

これには二人も驚いていたけど、私が驚いたのは術が成功した事ではなく、左腕の〈MP〉

一度目に唱えた時はごっそり全部無くなったけど、二度目は違う。〈MP〉が5分の1くらいしか減っていない。

つまり、発現可能な〈ノリト〉を編み出すと、〈MP〉を全部消費してしまう・・・という事?

それにしてもこの〈ノリト〉、確かに便利ではあるけど、使い所を慎重に考えないと、また〈MP〉が切れて意識も切れちゃうからなぁ。

ゲームとかでも、乱発で魔法を使っちゃうと、〈MP〉が無くなって魔法しか使えない仲間がお荷物になってしまうのは、よく聞く話だし。

でも、彼が負っていた大怪我は、里でも対処できなかったかもしれないし、やっぱり使い所を考えた方がいい。

里の住民があんな大怪我になった時だけ、この〈ノリト〉は使ってあげよう。

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