表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
68/241

第十七章 事後

目覚めたコンには

やらなければいけない事がいっぱいある

自分の行為と向き合いながら・・・

結局、私が目覚める事ができたのは、あれから4日後の事。母はその間、ずっと私の側に寄り添っていたらしい。

そして、私が目を覚ました事により安心した母は、その場で倒れ込んでしまう。

母も私と同じく、4日間はベッドから動けない状態になってしまった。心労と心配が重なった結果、風邪になってしまったのだ。

その間、父が心配や迷惑をかけた里の皆へ謝って回っていた。

途中から私も一緒に回って行ったけど、皆は一貫して、「無事でよかった」と言うばかり。

それは確かに事実だけど、私としては、このまま『めでたしめでたし』で終わらない気がする。緊急事態とはいえ、私が『禁断の領域』に踏み込んでしまった事実は変わらない。

ただ、その事実を知ったのは、ようやく一家の体調が安定した頃。父が私に対して何も言えなかった原因は、私の編み出した〈ノリト〉にあった。

最初は、他所様に〈ノリト〉を施してしまった事に対してかと思ったけど、どうやら私がしでかしてしまった事は、予想以上に大事らしい。

それもそうだ、私も父の話を聞いて、背筋が凍りついた。

まさか、私が即興で作り上げた〈ノリト〉が実現してしまうなんて、私自身も思っていなかったから。

しかもその成功自体が、『稀』では済まされない事であった。

私はずっと今の今まで、両親が複数の〈ノリト〉を所持していると思い込んでいたけど、その時点から間違っていたのだ。

今私のシルフォ一家が引き継いでいる〈ノリト〉は、あの〈凍てつく一粒〉のみ。

昔は多種多様な〈ノリト〉があったそうだけど、今はもう受け継がれている〈ノリト〉は一つだけ。

その理由としては、『混血』によって血が薄れた事で、新たな〈ノリト〉を学んだとしても、実

現させる事ができないそう。

その上、新たな〈ノリト〉を編み出す事は相当至難の業。それなりの修行を重ねた人獣でも、できるかできないかは五分五分なんだとか。

それをいきなりやってのけたから、両親は驚いているのだ。恐らくその直後に『MP切れ』になったのは、その反動だ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ