表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/241

第十六章 目覚めの後悔

あの時は生死を問う緊迫した状況な上、できるのかどうかもあやふやではあったけど、私は勝手に〈ノリト〉を他者に対して使ってしまったのだ。

別に「他者に対して使ってはならない」とは言われてないけど、〈MP〉を切らしてその場でぶっ倒れたのは、完全に私の責任。

その後、私がどうやって家まで戻って来たのかは、何となく察する事ができる。父があの広大な森から私を見つけ出し、里まで運んでくれたのだ。

それだけでも十分申し訳ないのに、私は勝手な推測で〈ノリト〉を編み出してしまった。まだ私の右手には、その時の感覚が残っている。

〈ノリト〉がシルフォ一族にしか伝えられていないのを良い事に、〈ノリト〉を乱用してしまったのは、確かな事実。

〈ノリト〉を使うタイミングや使う対象に関しては何も教えられていないけど、結果的に私まで意識を失ってしまっては、元も子もない。

父が助けてくれなければ、最悪あのまま二人で野垂れ死んでいた。

彼を助ける事ばかり考えて、その後の事を全く考えてなかったなんて、我ながら馬鹿すぎる・・・

うぅ・・・、こればっかりは雷を喰らっても仕方ないようなぁ・・・。

母まで心配させてしまったんだから、それくらいしてもらわないと逆に申し訳なくて・・・ 


「色々と言いたい事はあるが・・・

 コンは、『彼』を助けたかったんだよな。」


「えっ・・・」


「あの時、お前と一緒に倒れていた、あの男だ。


「コンの側に落ちていた包帯や薬には、一切手がつけられていなかった。

 つまり、彼が負った傷は、包帯や薬では対処できない程、重症だった・・・という事だな。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ