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その頃、転生の間にて
コンが意識を失っている姿を傍観しているのは
かつて、彼女を転生させた
『巫女神様』であった
「あっははー
まぁそうなるわなぁ。」
そう言いながら、ブルーハワイ味のかき氷を堪能しているのは、節三 紺を転生へと導いた、巫女服の神様。彼女はずっと、コンの動向を観察していたのだ。
空中を漂う透明な画面には、現時点での彼女のステータスや、里以外の様子が映し出されている。ちょっとした映画館の様になっていた。
巫女神様は銀の匙を口に咥えながら、コンのステータスを確認する。その画面には、彼女の成長した〈HP〉と〈NP〉が映し出されている。
そして彼女には、新たな〈ノリト〉が加えられていた。その名は〈救いの灯火〉(レリーフライツ)
「なかなかやるじゃん、あの子も」
巫女神様が空っぽになったカップを指でコンコンと突くと、今度はいちご味のかき氷が、まるで湧き上がる泉の様に出現する。
唇を舌で舐め取りながら、巫女神様は画面に釘付けの状態。
相変わらずその画面には、倒れているコンと青年しか映っていないが、巫女神はコンを愛おしい眼差しで見ていた。
まるで子供の成長を見守る親の様に、彼女のこれからの伸び代を待ち望んでいた。




