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第十三章 悲しき前世の記憶

その日もいつも通り、公園をブラブラ散歩したり、一人きりで遊具を楽しんでいた。

公園には既にいくつもの仲良しグループが組んでいたから、一人きりの私が「一緒に遊んでもいい?」と言える状況でもなかった。

同年代の女の子と一緒に遊びたい気持ちもあった、でもできなかった。友達の作り方も、接し方もほぼ皆無な私にとって、『友達』は『高嶺の花』

相変わらず母はゴシップ談話に花を咲かせ、私の事は一切視野に入れてくれない。

それを他のママが気にかけている様子ではあったけど、あまりにも私の母が娘に対して一切関心を寄せなかったから、きっと言いたくても言い出せなかったんだろう。

それが私にとっての普通っていうのも、もうその時点で私の感覚が壊れていた事は、自分自身でも分かっていた。

でもその日、いつもとは違った出来事が起きた。道端で私よりも小さい子供が、一人きりで泣いていた。

どうやら迷子になっていたらしく、小さい子はただひたすら「まぁまぁー まぁまぁー」と、泣きながら叫んでいた。

私はその子を放っておく事ができなかった。その子があまりにも寂しそうに泣いていたから、つい自分の境遇と照らし合わせてしまったのだ。

人一倍『寂しさ』が辛く感じてしまう私にとっては尚更だ。私は迷わず、その子に声をかけようと手を伸ばした。

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