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第十一章 帰ろう

「・・・何で山の中でこんな事考えてんだろ。」


前世の記憶に引っ張られすぎて、今自分がいる状況が頭からすっぽ抜けてた。

カゴの重さで肩が痛くなっている、早く帰らないと明日が辛くなる。

あー・・・、もうこれからは前世の事あんまり思い出さない方がいいのかもしれない。思い出してもそこまで役に立つ知識なんて無いに等しいし。

そう、私は生まれ変わったのだ。何もかも。

もう愛に欠けた家庭も、陰湿なクラスメイトも、助けてくれない大人達も、もういない。この世界は、完全に真逆なのだ。

暖かな愛に溢れた家庭、頼って慕ってくれる里の皆は、思い込みの激しい私をいつも支えてくれる。


今はこの環境を守り抜く事だけを考えよう!!


彼女にとっての使命

それは、『里』と『平穏』を守る事であった

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