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第三章 細部を自らでセッティング

「・・・あっ。」


私の目の留まったのは、『人獣』という種族。調べてみると、獣の耳と尻尾を携えた種族であり、獣の耳と尻尾以外は、ほぼほぼ人間と変わらない。

高い戦闘能力と持久力を兼ね備え、魔力には乏しいが、肉弾戦をマスターすれば、モンスターと対峙してもどうにかなりそう・・・!

それにこのモフモフは・・・まさに私の理想でしかない!!

生前は動物が結構好きで、よくホームセンターのペットコーナーをブラブラ散歩したり、道端に散歩中の犬を見かけると、つい目で追っていた。

好きだったのは、犬や猫だけではない。ハムスターやモルモット、ヘビやトカゲも好きだった。

人によっては爬虫類が苦手な人もいるけど、毛が生えていない動物にはそれなりの良さがある・・・という私の持論。

特に私の祖母は蛇が大嫌いで、道端で蛇を見かけた話をするだけでも顔が青ざめていた。

都会では蛇なんて見かけないのが普通だけど、私が住んでいたのは若干田舎の地方。田んぼも多いから、ヘビや狐なんかもよく見かけた。

私が小学生の時、使われていない下水道で狸が寒さを凌いでいる一面を目撃した事だってある。でも、家ではペットが飼えなかった。というのも、母や父が断固反対していたから。

その理由として、両親は鼻や喉が弱く、ちょっと埃が口や鼻の中に入っただけで、数分間は咳やくしゃみが止まらない。

両親にとっての天敵は埃だけではない、動物の細かい毛も、咳やくしゃみの原因になる。

だからといって、爬虫類を飼う事もできない。祖母の爬虫類嫌いは、両親にも遺伝していたから。

結局、動物嫌いの家庭で育ってしまった、動物好きな私は、ペット動画や動物番組で飢えをしのいでいた。

まぁ、それでも満足できたけどさ、できたけどさ・・・


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