表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/241

第二章 『起死回生プラン』

「実はね、そんな貴女にピッタリの『プラン』があるの。」


「・・・『プラン』??」


何か・・・保険の勧誘みたい。

・・・というか、それなら私は保険会社の職員に言葉巧みに誘導されているお客さんだよ??

私保険とかの知識はないけから、完全に流されるままになっちゃうじゃん。

・・・いや、そもそも神様からプランを説明されるって、ぶっ飛びすぎでしょ。

『死後』に備えた保険なんて、あったらそれはそれで良いと思うけど・・・


神様はちゃぶ台の上に置かれていた透明なタブレットを操作して、私にその画面を見せた。確かにその画面には、『起死回生プランについて』と表示されている。


『起死回生』??

まぁ、確かに私はその四字熟語通り死んでるけどさ。

・・・え? これから私、天国か地獄、どっちかに行くつもりだったのに・・・?


私は混乱しながらも、タブレットの画面をタップした。すると、このプランについての詳しい説明が、動画と一緒に説明される。

その動画は結構単調で、数分くらいの短い動画であった。でも、文字で説明されるよりもずっと分かりやすい。

要するに、この『起死回生プラン』が組めるのは、私のように

『本来はもっと長い時間を生きられた魂』

が対象となる。多分憐れみも含めて、こんなお得なプランがてんこ盛りなんだろう。

そして、私が向かう場所は、天国でも地獄でもない。


『異世界』だ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ