表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺の心は死んでない  作者: 極東執筆者
五億年ボタン編
7/7

失敗した日3

何か入れて欲しいイベントなど書いていただけば

なるべく意見を取り入れます。


あれから数日くらい経った俺は

充足感で満たされて居た。

夏休み課題が一つ一つ消化されて行く快感みたいなものがあった。

空間把握については俺の魔力(自魔)を外の魔力(外魔)と結合させずにそのまま放出しただけの魔法の様だった。

そりゃ魔力も喰うわけだ。

魔力が回復したりする現象についても分かった。

自魔には俺の元や指揮下にない場合は魔力を持つものに集まる特性があるらしい。

実際、自魔の密集している場所がいくつもあった。

「自魔って自然にもあるのか」

と思ったけどどうやら地面などにも自魔自体はあるらしく、其れの様だった。

道理で下の方に凄い量の魔力が眠っている訳だ。

地面を地魔法で傷つけた後

其処ら辺で魔力を増やす特訓をすると普段より多く魔力が増えたの感じられる。

しかしそこら辺に居るだけでは絶対に増えない。

水が一杯入ったコップに水は入らないが、半分位であれば表面張力分水が入る、みたいな?

いずれ其処が一杯分に成ってまた其れの繰り返しだ。

自魔がある場所で其れをやると何故かコップが一回り大きくなった様に成り魔力が増えやすくなる、みたいな?

ステータスも

____

総戦闘力:64

技能:魔法4 体技1

____

と言った感じに増えてきている。

最近は伸びがいい。

其れに加え毎日運動を適度にしている性か、体技と言う技能が増えた。

「技能って、限界レベル何処なんだろ?やっぱ99か?」

取り敢えず魔法ばかりに構ってる場合じゃないな。

____

__

「そう言えば、地下ってどうなってんだろ?」

突如として疑問が湧いた。

気になり出したら、止まんないわ。

「火の魔法で此の床、前削ったよな」

前の時は火球を作ったはいいけど、熱過ぎて消す事も忘れて床に叩きつけて……。

「最後はその爆風で飛んだ破片で身体、怪我したんだっけ」

我ながら凄いドジっぷりだ。

「其れで死ぬのはなぁ」

死んだらあっちに帰れる何て思ってないし、帰れても今は未だ戻りたくない。

(俺ってそんな薄情な奴だっけ?)

いや、違うな。

俺は割り切ったんだ。

あっちには

友達がいて、家族がいて、食べ物もあって…。

ゲームが出来て、学校に行けて、毎日馬鹿やった。

毎日が楽しかった。

こっちには

魔法があって、今までに無い未知があって…。

考える時間があって、挑戦できる空間がある。

こっちにも沢山良い所がある。

「母さんと田村には悪いけどな」

どうせあっちでは一瞬だ。

「其れはそうと何だったけ?」

…………

………

……

「そうだそうだ、地下だったっけ?」

どうやって調べようか……。

「普通に地魔法でいけるじゃん!」

俺は馬鹿か。

「特にやることも無いし其れで良いか」

それ以降は斜めに唯ひたすら地魔法で穴を掘った。

タイルの下は普通に白い土でできて居て案外地球と同じ作りだった。

「こう言うガバは本当に駄目だわ」

まぁ、掘り難いって言うのよりマシだが。

というかこれは土と言うより、

「砂…だな。」

まぁ良いか、地魔法で固定しよう。

「地下で特訓した方が魔力の伸びも良さそうだしな」

____

__

それから何ヶ月経ったか、何年かも知れない。

俺はようやく岩盤らしきものまで辿り着いた。

此処まで来ると少し此の掘った穴に愛着が湧いた。

最近はほぼ外に出る事もなく静かに掘り続けた。

やめよう、何て思わなかった。

ステータスの伸びも良く、達成感があった。

地表と違って常に光魔法を使わないといけないのが面倒だった。

今のステータスは

____

総戦闘力:1102

技能:魔法64 体技25

____

最初の頃は地表を行き来したり、気分転換にアクロバットをやったりして居たのだが、穴掘りが楽しくて何時の間にかやらなくなって居た。

総戦闘力や技能の上がりも悪くなって居たので丁度良い。地表に戻るか。

気が緩んだ俺はそう思い魔法をうっかり解いてしまった。

「あ、ヤバイ」

と思った次の瞬間

土がどんどん崩れて行く。

「本当にヤバイって、死んじゃう!?」

魔法を今から掛け直すってもさっき特訓してたから

もう魔力ないぞ!!!

体感何十年か前だが全部魔力使い切っても案外行ける様になったので今は全部使いきる様にしたのだ。

砂を固定する分以外は。

「そんな事考えてる場合じゃない!!!

取り敢えず足、動かせ〜ーー!!!!」


其処から先は覚えてない。

但し一つ言える事がある。

もう二度と下にはいかねぇからな!!!!


失敗した日はこれで終わりです。

次回も楽しみにしていてください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ