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俺の心は死んでない  作者: 極東執筆者
五億年ボタン編
4/7

魔法の存在

厨二臭い誓いを立てたものの何しよう?

運動は欠かさずやろう。

取り敢えず此処について考えるって言う話だ。

って言ってもなぁ、世界の謎を一人で解明するなど出来るはずがない。

此処が地球みたな惑星だったら良かったのになぁ。

ん?惑星……。

此処ってそもそも宇宙内にある場所なのか?

それは無いな、うん。

空は白いし地面はタイル、どう考えても宇宙外にあると考えてもいいな。

そもそも最初から思ってたけどさ…、

食べなくても生きていけるってどう言うことさ。

かれこれあれから二ヶ月位か、何も食って無い。

夢じゃ無いのは何より俺が一番、良く分かってる。

「此処に来る過程でそういう身体にされた、か」

じゃあ此処に来る前のあの頭を弄ばれる様なあの不快感は

誰かによって引き起こされって事か?」

ますます俺を此処に追いやった奴を殴りたくなってきたな。

まぁ、五億年ボタンを見つけたのも、買おうとしたのも俺だが。

其れはそれ、此れはこれ。

名称無いと不便だな。俺を此処に追いやった奴の名を

“存在X”としよう。

厨二病乙。

そんなこたぁどうでもいい。

まず今は俺にできる事を一つ一つ確かめる。

焦っても漫画みたいに廃人のように生きるだけだ。

うーん…。そうだ!

俺は確かに生身で此処にきたが、何も持って来ていない訳でわない。

俺は服を脱ぎシャツと短パンというラフな格好になる。

一人だし問題なし。

流石に存在Xも服や持ち物までは取らなかったようだ。

俺の持ち物はジャージと筆箱、財布、ティッシュ位だ。

案外ポケットに入ってたな。

筆箱に入っていたのは

鉛筆2本

シャーペンとその芯

ボールペン5本(赤と黒、青、緑、黄色)

消しゴム

定規

ハサミ

また財布に入っていたのは五千円ちょっとだ。

財布とティッシュは要らない子だ、ごめん。

時計がないのが痛い。

此処では時間の流れを知ることは何より大事だ。

しかし此処に物を持ち込めたというだけで万々歳。

筆箱の物は暇をつぶしたりできる此処では大変価値のあるものだ。

だが芯やインクにも限りがある。

使いすぎには注意せねば。

いや、記すだけならハサミを使ってタイルを傷つければいいか。

早速タイルに傷をつける。

日数が分からないので今日を1日目とする。

って言っても気が向いたらタイルに正の字表記で日数を示すだけだが。

日記なんてものは面倒臭いし長く続そうにないからな。

俺、メンドクサイノキライ。

でも俺、一回嵌まるとすげーから、ホントに。

ということで早速タイルに彫っていく。

「やっぱ、硬いな」

こりゃ、駄目だ。

線一本削っただけでもう刃毀れしてる。

ダメか、床一面に正の字、書きたかったんだけどな。

アニメとかであるじゃん、そういうの。

____

__

今気が付いたけど、不思議パワーで呼び出され、脳を弄り回された俺は、その不思議パワーを使えたって可笑しい事は無いんじゃ無いか?

此れは厨二病じゃ無い。

紛れもなく現実に起こったことである。


魔法、超能力


想像力豊かな高二という年には何とも魅力的な話だった。

其れは人間の夢であり、妄想だ。

其れが妄想で無かったとしたら?

「よし、試してみるか」

でも、さぁ……。

この年になって言うの滅茶苦茶恥ずかしい。

「ふぅ、落ち着け、俺」

大丈夫大丈夫、誰も見てないから。

「ステータス」

言っちまったぁ!

(滅茶苦茶恥ずかしい///)

自分の言った事に悶えている俺。

未だ厨二病は抜け切ってはいない様だ。

人生最大の黒歴史だ。

でも時には其れが役に立つ時もあるらしい。

俺の目の前には紛れもなく数瞬前まで俺が願った物が自分の前に浮かんでいたのだから。

一方俺は、

「え、マジ」

唯固まって其れを見詰める事しか出来なかった。


人間とは願いが叶った時、泣いて喜んだり、神に感謝したりするそうだ。

しかし俺という小市民には未だそういうのは速いのかも知れない。



総経過時間一ヶ月

井瀬が存在Xをいると思った訳

五億年ボタンの存在というだけでは少し納得が行かない人のために。

こじつけと思われるかもしれませんが

井瀬自体がそう思わないとやって行けないからです。

後、関係ありませんが

神の存在を出した方が物語を書き易いというのがあります。

ネタにストックがなければ全て見切り発射なので停滞する可能性も大です。

ご意見等あれば是非お願いします。

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