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それから少し経った日に、とある遠くの病院にたどり着けた私は、やっと安心して眠れるようになります。
仮病と疑われていた私の病名は、やっと判明しました。
…複合的な症状だったため、判断が遅れたそうです。
今でいうところの、線維筋痛症、そして心臓神経症、痛みで食べることもままならなかったための栄養不足と…そんなところでした。
点滴から流動食、固形物へと食事を変えながら、立ち上がれるようになって歩けるまでの間入院して…
今は、おかげさまで痛みは残れど、普通に日常生活が送れています。
ある程度痛みにきく薬や、諸々の対処法と出会えたことは大きかった。
当時の激しい苦しみにくらべたら、今の体調不良はまだましで。
本当、あの日々には戻りたくないです。
…仕事に復帰してからは、あまり無理しなくなりました。
自分の状態をわかるのは自分だけ。
痛いとか苦しいとかはあまり口にはしませんが(父もそのくちです)、必要があれば意思表明して休憩をとったりするようにしています。
酷く苦しかったあの時期、生存本能なのか、執着なのか、私は必死で生きようとしました。
今、命があることに、感謝です。




