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護衛猫耳少女は時々冒険者になるかも  作者: さくらていすと
ドルトリン王国までの護衛〜
7/8

7話


今日、鼻をかんだあと、友達と話したら


「風邪ひいてるの?大丈夫?」


と言われました。

鏡見たら、鼻が真っ赤だったんですよ(笑)


皆さんも風邪には気をつけましょう!

やって来ましたドルトリン王国!


3日も並んでやっと入れたよ。某夢の国でも、アトラクション乗るのにこんな時間はかからないよ…


というかさ、不死鳥の羽人気過ぎない? 何回襲われたことやら……あれ? そもそも、これを運んでることがバレてる方がおかしくない?



「ねえねえにゃ」

「はいなんでしょう?」

「何で何回も襲われたにゃ?」

「…わかりません……」


考えたのに分からないって…

私も人のこと言えないけど、セムコって……


「馬鹿にゃ?」

「す、すみません……」

「襲われてるってことは、情報が漏れたってことだにゃ。こんな貴重なものを運ぶなら、馬車が3台で護衛が2人なんでありえないにゃ」

「確かに」

「今閃いても遅いにゃ。それで、周りに言いふらしたりでもしたのかにゃ?」

「い、いえ、してません」

「じゃあ、誰かに見られたかにゃ?」

「そんなはず……あっ!」

「どうしたにゃ?」

「仕入れ先での事ですが、これを仕入れた街にファムルエ公爵がいらしてました」


ファムルエ公爵。

確か、ドルトリン王国の貴族だったっけ? デブで、うざくて、横暴と三拍子揃った典型的な貴族。

一度あったことあったけど、ムカついたから殴り飛ばして逃げてきた。

何故そんな奴と会ったかって言うと、匿名の護衛の依頼を受けたら、そいつが対象だったわけ。

失敗になって、罰金取られたんだよね……


「あの貴族なら、権力を使って取り寄せるかもにゃ」


ま、私がいる限り奪わせないけどね?


「さ、行きましょ」

「わかりました」


街中だが、馬車が5台横並びに通っても余裕があるほどの広さがある。流石は王都の道だね。


「そう言えばにゃ、この羽、誰に渡すにゃ?」


難しそうな顔をするセムコ。


「……誰にも言わないでくださいね?」

「約束するにゃ」

「……お姫様です」

「誰のにゃ?」

「王様のに決まってるじゃないですか…」




↓↓↓




というわけでやって参りました王城!

ここに来るまでに、大量の刺客?的なのに襲われたけど、もれなく私の電撃魔法をプレゼントしてあげた。みんな体を震わせ喜んでたよ。


さて、王城についたとしても、中に入るために検問がある。何事もなく入れればいいけどね。

そんなことを思っていると、1人の執事っぽい人が寄ってきた。


なんか見覚えが……


「セムコ様。お待ちしておりました」

「すみません…遅くなってしまって」

「いえいえ。私達が予想していたよりずっと早く、驚いております」

「そうでしょうか? もしそうだとしたら、護衛が優秀だからでしょう」

「そうなのですか? して、その護衛は……リナ様?」


あちらは私に気づいたみたいだ。

やばい、思い出せない!

ここは、秘技ごまかしの術を使おう!


「そうだにゃ! お久しぶりにゃ!」

「やはりそうでしたか! お久しぶりございます。リナ様、約束のものをお持ちですか?」


な、何約束したっけ?! 全然覚えてないよ! まずい!


「もしや、約束を忘れたなど……」

「もちろん覚えてるにゃ! アレでしょにゃ? アレはまだ用意できてないんだにゃ」


動揺して、変なところににゃがついてしまった…なんだ、でしょにゃって……


「リナ様、忘れたならはっきりと申してください…私の名前はフリップ・モリスですよ」

「な、なぜばれたにゃ!?」

「顔に書いてあります」

「にゃ、にゃんですにゃ〜(な、なんですと〜)!?」


あ、思い出した! タバコの名前の人だ! 聞いた時、あ、私の吸ってたやつだって思ったんだよね。

あれ、約束が思い出せない…


「ごめんにゃ……約束が思い出せないにゃ」

「安心してください、約束はしていないですよ」


あ、履いてますよじゃないんだ。それはさておき、こいつ、私の事嵌めたな?


「フリップとは2度と口聞かないにゃ」

「それは困ります。あ、こんな所に猫じゃらしが」

「や、やめてにゃ! 降参するからにゃぁぁぁぁ!」


ごろん。


猫じゃらしとは卑怯な……楽しい♪






「お2人が知り合いだったとは」


フリップを殴った後、王の元へ向かうため、セムコ、フリップと一緒に廊下を歩いている。ネルコッチは冒険者ギルドに向かった。依頼は達成されたからね。


「四年前に、この国を襲った魔物の大群を一人でやっつけてくれたんですよ」

「あれ? それって国の騎士達が倒したのでは?」

「いえ。彼女1人です。倒した後、王に騎士団が倒したように広めて欲しいとお願いしたのですよ」

「なんでそんなことを…?」

「めんどくさかったからにゃ」

「面倒臭い? なにがですか?」


セムコが首をかしげる。


「当日私は子供だったにゃ。力を持った子供ほど扱いやすいものはないにゃ。貴族にとっては」


2人が、子供ってところに反応していたが、あえて無視する。


「確かに。リナさんを我がものにしようと、あの手この手でやってきますね……」

「あ、でもにゃ、冒険者ギルドには説明してSランクになったんだけどにゃ」

「それは当然ですよね。いくら何でもタダ働きはごめんですもんね…」

「二人とも…この先ではお静かに…」


フリップの注意に、私達は頷く。


そして、大きな扉の前にやってきた。懐かしい。

昔と変わらず、音を建てずに扉が開いた。


多分次回が最終回です。

もっと続けたかったんですが、余りにも設定がずさん過ぎました…


次は、設定、シナリオをしっかりと考えてから投稿したいと思います。その時はよろしくお願いします。

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