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護衛猫耳少女は時々冒険者になるかも  作者: さくらていすと
ドルトリン王国までの護衛〜
6/8

6話

ごめんなさい。寝不足で短いですが、許してください……


セムコ達の元へやって来た。


「さて、起きるにゃ」


薬を盛られているため、起きない。そこで、魔法で毒を消す。


「ピュアーにゃ〜」


本来呪文は必要ないけど、回復系の魔法は苦手なので、呪文が必須なのだ。と言っても、オリジナルの呪文なんだけどね。


睡眠薬が浄化されたセムコはすぐに起きたが、ネルコッチはまだ寝ている。爆睡中だ。


「おはようにゃ」

「お、おはよう…一体何が……?」

「かくかくしかじかで、こんなことが起きてたにゃ」

「なんですと!? ……ごめんなさい、わからないです…」

「全く……めんどくさいにゃ……」





説明中です。しばしお待ちください…





「それで、浄化したってわけにゃ」

「なるほど……やはり情報が漏れてましたか…」

「漏れていたにゃ?」

「そうです。この依頼人の要望にて、運ぶものは伏せていました」

「依頼人はセムコじゃないのかにゃ?」

「はい。私を主の名前も言えませんが…」

「でも、何処からか情報が漏洩したにゃ……」

「はい……コレは特定の人物等からしたら、喉から手が出るほど欲しいでしょうし…」

「ということは、これからも狙われる可能性が高いにゃ……用心していくしかないにゃ…」

「そうですね…もっと大所帯出くるかも知れませんし、強引にくるかも知れませんからね……」

「それじゃあ、出発するにゃ。追っ手が来るかもしれないからにゃ」

「そうですね…早く出ましょう」


ネルコッチは、私がヘッドロックして馬車まで運んだ。途中、「あぁ〜!もっと!もっとやってぇ!」と、気持ち悪い声で叫んでいたので、ドMなのかもしれない。というか、寝言がそれってどうなの?


馬車に乗った私たちは、さっさと出発する。


「待ち伏せされてる可能性があるから、遠回りでもいいから違う道で行くにゃ」

「はい。わかりました」


馬車は右にそれ、違う道へと向かった。それから数日は何事もなく進んだ。村には止まらず、野宿で過ごしている。


そして、ドルトリン王国まで残り3日の所で、再び事が起きた。


「ま、不味いです!」


セムコの叫び声が響く。

急いでマップを確認すると、4~50の赤い点が馬車の後方に映っていた。

急いで外を確認すると、そこにはシルバーウルフの大群がいた。


「不死鳥の羽が欲しいんじゃなかったにゃ!? このままじゃ狼の餌になるにゃ!」

「い、いえ! 不死鳥の羽はミスリルで出来たケースに入ってます! Aランク以上の魔物でなければ、破壊することは不可能ですので!」

「ご丁寧な解説ありがとにゃ!」


それより、後ろのシルバーウルフをなんとかしなければいけない。

シルバーウルフは適正冒険者ランクBの魔物だ。

彼らは、犬の1000倍の嗅覚を持ち、持久力が馬の10倍ある。それでいて戦闘力はCランクの冒険者と同等だからだ。


それが今、50匹近くが追いかけてきているのだ。


「セムコにゃ」

「な、なんでしょう!?」

「絶望的にゃ」

「言わないで下さい! 少しでも撃退来てください! そろそろ馬が限界です!」


5分走り続けているこの馬は優秀だね。それじゃあ、私も頑張りますか!


「それじゃ、全部倒せるか試してみるにゃ」

「信じてますからね!」


だってさ。頑張らないとね。


あれ? そういえばネルコッチは? 違う馬車に乗ってるのかな? ま、いいや。


「それじゃ、しごとしますにゃ」


とりあえず様子見で彼らを火だるまにしてみる。

しかし、ほとんど効いてないみたいだ。燃えたままおいかけてくる。


電気系統の魔法は、この世界では古代魔法ロストマジックとなっている為使えない。使ったら面倒臭くなるからね。

なので、足元を氷にしてみた。


が、彼らは並々ならぬ身体能力の持ち主だったらしい。氷の上でも全力疾走してきた。


(うっそぉ〜)


それじゃあ、落とし穴?

取り敢えず、馬車とシルバーウルフ達の間に、幅10m、深さ20m程の穴を作った。

流石に先頭は落ちるでしょ。


ごめんなさい。考えが甘かった。魔法発動と同時に飛んだ。つまり、1匹たりとも穴に落ちていないのだ。


彼らは第六感でもあるのかしらね?


となると、氷の槍を飛ばすしか思いつかない。



いや、もっといい案があるじゃん!


私は早速魔法を発動した。


直後、山のような大きい岩が彼らを押しつぶした。マップを見ると、半数が押しつぶされ絶命、残りが行く手を阻まれ立ち止まっているのがわかった。


別に肉弾戦でも良かったけど、従者の魔力で強化されている馬は、馬車を引いていても時速90キロは出るのだ。そんなところから飛び降りるなんて自殺行為だ。いや、別に死なないけど、おいてけぼりになってしまうでしょ?もし、私をスルーして馬車を追いかけたら?って考えたらさ。肉弾戦は悪手なのでしょう。


ごめんなさい。ただ飛び降りるのが怖かっただけです。



【リナよ】

「なんだにゃ?」

【何故馬車が1台しかないのだ? 馬車は3代あったはずじゃろ?】

「ちゃんと居たにゃ。ほら、私の視界に入ってなかったから、文章中では出てきてないのにゃ……」

【誤魔化したじゃろ!】

「誤字脱字があったら、感想にて報告お願いしますにゃ!その他感想があったら、ぜひいってほしいにゃ!」

【話そらすな!】

作者「ゆ、唯一のセリフが……」

「【…………】」

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