紅蓮について
レット「クッソ…またアイツに噛まれた…」
カレン「大丈夫か?」
レット「ああ…にしても、アイツは一体俺をどうしたいんだ…」
日向「アンタとことん嫌われてるからねぇ…(まるで豪兄みたいに)」
炎斗「ああ…(たしかに)」
ルビー「…たまに思うけど紅蓮って一体何者なのかな…?」
カレン「前に母から聞いたんですが…あ、でもな…」
ルビー「…?」
カレン「…少し、長いんですが──」
──遠い昔、火ノ本に仔猫が現れたらしい。
その仔猫は、強大な魔力を持っていて、里の陰陽師達では全く太刀打ち出来なかった。
そんな時、西と東の山神が現れて、見事仔猫を退治した。
片方の仔猫が、山神に「コイツだけは見逃してやってくれ」と頼んだ。
勿論山神は許しはしなかったが、罰も何も与えなかった。
「貴方達は、私のもとで修行をしてもらいます」
カレン「──で、母のもとに、紅蓮が来て…」
レット「…結局何者何だ?」
カレン「さあ? でも、本当に幼いころに聞いた話だから、紅蓮の話とは断定できないな」
炎斗「なんじゃそりゃ?」←
日向「炎斗、今キャラ崩壊しなかった?」
炎斗「…たぶん、崩壊した」
──その頃紅蓮。
『なぁ姉さんー、いつになったらこっちに帰ってくるんだ?』
紅蓮『さあな。俺はやらなければないらないことがあるんだ』
『けどなぁ…いつまでも、民達に誤魔化していられないだろ…』
紅蓮『はいはい分かった分かった』
──誰かと会話していた。(周りから見れば独り言言ってる)