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白髭

チクタク、チクタク

壁に掛けられた時計の音が

私を現実に引き戻す

時計の針は12時を指しているが

それが昼なのか、夜なのか、

判断する素手はない


「お目覚めですか」

品の良い、落ち着いた声だが、

発した言葉は嫌みにしか聞こえない

「何度も言うけど、寝てるんじゃなくて、

意識がとんでるの。まぁ、いーけどさぁ」

ため息混じりに答えるが、すぐさま、

「失礼いたしました。

お食事はサンドイッチでよろしいでしょうか?」

っと、軽く流される。

「って、もう準備してるんでしょ?

サンドイッチでいーですよ」

「かしこまりました。

では、しばしお待ちください」

深々と頭を下げるこの老人の姿は

何度見てもかっこ良い。

「あっ、ちょっと待って神崎さん。」

くるっと、ふりかえる動作も様になってる。

「今日は外に出ても大丈夫かな?

今回はかなり成果をあげたみたいだし、

ご褒美として、ダメかな?」

整えられた口髭を指で撫で、

悩んだようすで、神崎が答える。

「ダメです。

食事が済みましたら、

すぐにあちらの世界に行っていただきます」



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