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影踏み遊び injury list  作者: やましたゆずる
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第1章 集まった6人の仲間

9月の学校帰り道のお寺の境内で小学2年生の仲間6人で寄り道をして影踏み遊びをしていた。「じゃんけんポン!」6人の声が境内に響いた。明、誠、啓太、由美子、直美、優子、2年3組の面々であった。夏の風がまだ、残っていて少し蒸し暑い。じゃんけんの結果、明が負け、鬼になった。「1.2.3.4.~10」まで数えた。残りの5人は一斉に駆け出し逃げた。由美子だけが境内の大きな木の影に逃げこんだ。10秒ルールがある為、由美子は10を数えた。明は由美子にターゲットを絞り。影から出てくるのを待って網を張った。由美子が「1.2.3.4~10」まで数えると5人は一斉に逃げた。今度は誠が大きな木の影に逃げこんだ。由美子は先程の明と同様に誠に網を張った。10を数え誠は影から出て来た。そこを由美子は誠の影の頭を踏んだ。「キャー!」由美子が叫んだ。先程、由美子が踏まれた石の上に血がベットリついていた。皆が一斉に集まった。「由美子どうした?」直美が由美子の肩を抱いた。「あれ!見て!血のあとが。」由美子の声が震えた。「あれ、さっき、由美子の影を踏んだ時、水が出てきたんだよ。血だったのか?由美子、頭大丈夫?痛くない?」明が由美子の頭を見た。「私はなんでもないよ。」由美子が明の顔を見た。明が足をあげて靴底を見た。「あっ!血が付いている。やっぱり、水じゃなかった、血だったんだ?」明が叫んだ。「次、誠の鬼だよ。」由美子が誠の顔を見て言った。誠は数を数え終わると5人は一斉に逃げ。明は逃げ遅れすぐに誠に影の頭を踏まれた。明は肥満児で太っているせいか駆け足はトロかった。明が数を数え終えると一斉に5人は散り散りに逃げた。皆は、お寺の建物の影に全員逃げこんた。明は5人の中から啓太に狙いを定めた網を張った。5人は数を数え終えると走って逃げた。啓太の影の頭を踏む事に成功した、明は

影から水ご出て来た事にまたびっくりして足を退けた。明は足を退けた、良く見るとやっぱり水だった。次は啓太が鬼になった。啓太は数を数え終えると5人は全力で逃げた。鈍臭い明がまた、影を踏まれた。鬼になった、明が数を数え終えると5人は全力で逃げ廻った。明は少し疲れて居たので皆を捕まえずベンチに座っていた所に優子がノコノコと出て来た。「影踏んだ。」明は大きな声で叫んで優子の影の左腕を踏んだ。優子の左腕の影から水が流れた。良く見るとやっぱり水だった。「あら、油断したわ!」優子は明の顔を見てニヤリと笑った。優子が数を数え終えると5人は一斉に逃げたが明は啓太の水が出た後をじっと見ていた、から鬼の優子に影を踏まれた。「優子、さっき、僕が啓太の影を踏んだ場所、また、血に染まっている。」明が言うと優子が「あら!本当だ。」優子が明の顔を見た。明はその血を触った。「本当の血だ!さっきは水だったんだが?」優子の肩を踏んだ場所へ行くとやっぱり、血があった。「あ!こっちも血だ!」明が叫んだ。優子が鬼になった。数を数え終えると5人は一斉に逃げたが明はやる気がなく、またベンチに座った。そこに優子が明の目の前に仁王立ちして10カウントて影から出て来るのを待った。案の定、明は優子の餌食になった。影の頭を踏まれた。鬼になった、明が数を数え終えると5人は一斉に逃げた。疲れ果てた直美が明と同じようにベンチに座っていた。明は直美の目の前に仁王立ちした。10カウントで出て来た直美の影の左足を踏みつけた。影から水が明の靴底から出て来た。良く見たがやっぱり水だった。今度は直美が鬼で数を10カウント数え終えると5人は一斉に逃げたが明と誠はベンチに座っていた。そこに直美が二人の前に仁王立ちして網を張った。10カウント数え影から出た明の影の頭を直美が踏んだ。鬼はまた、明であった。明は数を数え終えると5人が一斉に逃げた。誠は疲れたのかまた、ベンチに座って居た。明は誠の前に仁王立ちして網を張った。10カウント数え終えると誠は影から飛び出した。明は誠の影の右足を踏んだ。明の足底からまた水が出て来た。明が確認の為水が出た所を見に行くとすべて血に変わって居た。夕立ちがザァーと雷雲とともに降って来た。6人は影踏み遊びを辞めて駆け足で雨の中を帰路についた。

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