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Episode 6. 悪役令嬢の共犯者

「よし、アリス! エドワードへの反撃開始よ!」


 セシリアは、星詠みの水晶を片手に、高らかに宣言した。


 数日後、セシリアは、自室で、アリスと共に、ある計画を進めていた。


 それは、エドワードとの婚約破棄を撤回させるための、逆転作戦だった。


「アリス、ターゲット、エドワード・フォン・ソルヴィレの、最新の情報は?」


「はい、ご主人様。エドワード殿下は、現在、王城で、執務に追われているようです。また、近々、王国の財政状況視察のため、地方都市への訪問を予定しているとのことです」


「地方都市への訪問… いいわ、チャンスね!」


 セシリアは、ニヤリと悪戯っぽく笑った。


「アリス、エドワードの行動パターン、趣味嗜好、交友関係… あらゆる情報を分析して、完璧な計画を立ててちょうだい!」


「了解いたしました、ご主人様。彼を、惚れ直させるため? あるいは、社会的に抹殺するために?」


 アリスは、少しだけ、いたずらっぽく尋ねた。


「もちろん、惚れ直させるため… のわけないでしょ!」


 セシリアは、アリスの言葉に、思わず、突っ込みを入れる。


「復讐するなら、もっと、エレガントに、そして、効果的にやらなきゃ」


 セシリアの瞳に、冷たい光が宿る。


 婚約破棄を一方的に突き付けた上、セシリアを「わがままで、下品な女」呼ばわりした、エドワードへの怒りは、まだ、収まっていなかった。


 しかし、セシリアは、感情的に復讐するつもりはなかった。


 アリスの力を借りて、もっと、高度な復讐劇を企んでいたのだ。


「アリス、エドワードが、絶対に断れないような、魅力的な罠… 仕掛けてあげましょう」


 セシリアとアリスの、悪巧みな計画が、動き始めた。

数ある作品の中から今話も閲覧してくださり、ありがとうございました。


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また気に入ってくださいましたらこの後書きの下部にある⭐︎に高評価を宜しくお願い致します。


執筆のモチベーションが大いに高まります!



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