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卒業条件はこのボクを殺すこと  作者: 神崎時雨
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むかしむかしのお話

むかしむかし、あるところに精霊せいれいのおうさまと、大魔女さんがいました。


大魔女さんは魔法のつかえないにんげんを災いからまもっていました。すごくすごくやさしい魔女でした。


あるとき、精霊のおうさまと大魔女がであいました。ふたりはすぐになかよくなります。それは運命でした。


ふたりは愛しあいました。精霊のおうさまは大魔女がだいすきで、大魔女も精霊のおうさまがだいすきでした。


ふたりは幸せでした。


悪魔はとつぜんやってきました。悪魔はせかいをめちゃくちゃにこわしました。ひとがいっぱい、いなくなっていきました。


大魔女はにんげんをまもろうとしました。


だけど大魔女は悪魔に負けてしまいました。大魔女はいなくなってしまったのです。


大魔女の弟子の魔法使いは怒りました。師匠を殺された恨みと悲しみがその魔法使いに力を与えます。


大魔女の弟子によって悪魔は封印されました。


にんげんはみなその弟子をえいゆうとしてほめました。

弟子はずっとなみだをながしつづけていました。


精霊のおうさまは愛するひとがいなくなってしまってかなしんでいました。それからおうさまはにんげんたちのまえにすがたをみせることはありませんでした。


大魔女はいなくなるちょくぜんにある魔法をかけていました。おなかにいたじぶんの子に幸せの魔法を。


これはむかしむかしのお話。

いったい、精霊の子はどこにいってしまったのでしょう。


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