第8話
盗賊団のアジトの地上部分を制圧したところ、地下へと続く扉を見つけたため、M3グリースガンをもち、地下を制圧していく。地下は松明があり、明るい。慎重にいつでも打てるように構えつつ進む。
「扉だ…かなり大きい…しかも豪華だ。親玉がいるとしたらここだな。」
扉にそーっと近づき、耳を当て音を聞いてみる。
「まったく、まだ連絡はつかないの!?」
「も、申し訳ありません!どうやら先ほどの敵の攻撃で魔道通信機のアンテナが壊れてしまったようでして…」
「もうっ!どうしてこんなことに…!」
やっぱり親玉っぽい。鍵がかかってるだろうし、どうやって開けようか。もしかしたら何かちょうどいいのが召喚できるかの知れない。そう思って召喚画面を開いてみるとダイナマイトが召喚できる!これで大丈夫そうだな。ってかいつの間にかレベルアップしてるし。まぁ確認は後にしてとにかくさっさとダイナマイトを設置する。
「ようし…点火!」
ドッカーーーーン!
とんでもない音を出して爆発し、扉を破壊する。よかった、耳栓つけといて。地下だから音がすごい…
「げほっげほっ…な、なにが…」
敵がこちらの存在に気付く前にグリースガンを連射して敵を倒す。
「がぁっ!」
「ひっ!」
ありゃ、親玉っぽい女はやれなかったっぽい。でもまぁ問題はない。だってこっちにはグリースガンがあるから!
そろりそろりとリロードしたばかりのグリースガンを構えながら部屋の中へと入っていく。
「だ、だれだい!?あんたは!?」
「動くな!両手を頭の後ろにつけてひざまずけ!」
豪華な鎧を着た女がいた。こいつがここのボスか…