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第5話
お礼がしたいと言われ、屋敷に向かっている最中は特に何も起きなかった。
「着きました!ここが私の屋敷です!」
「はぇ…随分ご立派なこと…」
「私の父がやっているこのアラーナ領は帝国の中でもかなり栄えていることで有名で、税も低く、治安がいいことで有名なのですが…やはり盗賊団が入ってきていましたか…」
「この国には悪徳領主とかはいるのですか?」
「そうですね…実を言うと、こことあと数箇所以外はほとんど悪徳と言っていいでしょう。悪徳なことをしている領主たちは力をつけ、国さえ手を出せない状況です。」
「そんなに力があるんですか…」
「はい。禁止されている奴隷の売買や薬物の販売をやっているそうです。また、我々のような領主に圧力をかけ、商売の範囲を広げようとしているようです。」
「酷いですね…」
いずれ戦うんだろうから大体の情報を聞いておこう。
「力を示したグラフとかってありますか?」
「地図にそういった情報を書き込んだものがあります。ですが…どうするのですか?」
「懲らしめる他ない!」
風邪ひいたので更に投稿頻度落ちますm(_ _)m