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第4話

とりあえず、この世界に来たばかりなので彼女から情報を聞いてみようと思う。

「あのー…大丈夫ですか?」

「あ、はい大丈夫です…」

あかん、コミュ障が。

「あなたはいったい誰なのですか?」

なんて答えたらいいんだろうか。本当のことを言うべきか、嘘をつくべきか。

「私の名前は安藤いぶきと申します。とても遠くの国からやってきました。旅をしていたところ道に迷ってしまい、ここについた次第です。」

「なるほど…どこの国のご出身なのですか?」

「日本という国でして…それはそれは遠い国でここらへんの国だと知らないんじゃないんでしょうか。」

「聞いたことのない国名ですね。」

「かなり遠いですからね。ところで、つかぬ事をお聞きしますが、あなたのお名前は何というのでしょうか。また、ここはどこなのでしょうか。」

「私はここの領主の娘、アラーナ・エイリーンと申します。ここはアルマ帝国のアラーナ領です。賊に襲われていたところを助けてくださり、ありがとうございました。」

「いえいえ、当然のことをしたまでです。」

「しかし困ったことになりましたね…先ほどの賊はアルドフ盗賊団というのに所属していた者どもでして…アルドフ盗賊団は仲間がやられると殺した相手の故郷を襲い、戦意喪失したのちに相手を殺すという残虐非道な盗賊団で、国も下手に逆らえば滅ぼされてしまう可能性があるのです。奴らは世界のどこにでもいるのであなたの故郷も危ないかも…」

「あ、大丈夫です。故郷に思い入れはないですし、何より治安が良くて盗賊団なんてめったにいませんから!」

「そうなんですか!そんなに治安がいいとは羨ましいですね。ところで、あなたの乗っているそれは何です?」

どういえばいいんだろうな…

「えっと…これは私の忠実な召喚獣で、命令を出さない限り何もしないんですよ。」

「そうなんですね。あの…助けてもらったお礼がしたいので屋敷に来てもらえますか?」

キター!

「わかりました!」


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