第3話
「お、なんか見えてきた」
遠くに車っぽいのがある。ハーフトラックの中にあった双眼鏡で様子を見てみる。車っぽいのは馬車だった。そのまわりにいかにもって感じの剣持った悪そうな人達がいる。
「早速盗賊のお出ましかぁ…」
とりあえず全速力で前進して近づいて話してみる。
「すいませーん!ちょっとお話伺いたいんですけど」
「あ?なんだぁ?てめぇ!」「ぶっ殺すぞ!」「お!いい女じゃねえか!」
はい。予想通り。あ、ちなみに盗賊のひとりが言っていたように私は女です。口調が男っぽいけども、これでもJKです。いや、元JKかな?ま、そんなことはどうでもいい。盗賊っぽいのがこっちに突撃してくる。すぐに対空機関砲を向ける。
「標準よし…撃て!」
機関砲が火を噴く。一瞬で盗賊たちは穴だらけになって倒れる。
「うへぇ…グロい…」
あまりのグロさに悶絶していると馬車の中から人が出てくる。警戒しているようだ…。
「あなたは味方ですか?」
恐る恐る聞いてくる。ロリっぽい見た目だ。それでも豪華なドレスを着ている。貴族の方なのかな?
「敵対する意思はありません!」
そう伝えると安堵した表情を見せる。さてさて…あ、街までの道聞かなきゃいかんな。