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第16話

失踪してました。申し訳ありません…

「こ、これには深いわけがありまして…その…」

「では、お教えくださいます?どうして、賊の襲撃があり伝令もそちらに行ったはずなのになぜ半日も遅れてしまったのかを。」

「いや、あの、それはですね…わ、我々も襲撃を受けていたからなのです!その対処に手こずってしまい、遅れてしまった次第です!」

「それにしては…随分と綺麗な装備ですね。戦った割にはピカピカです。手こずった割には疲弊の色も見られませんし、何よりも私が一昨日視察に行った際と人数も変わっておられませんが?」

「い、いえ、そんなことは」

「まぁ詳しく調査はするおつもりですわ。あなたもご存知でしょう、我がアラーナ領の調査組織はこのルーベルト帝国の中でも1、2を争うほど優秀であることを。」

さすが領主の娘、ハキハキとものを仰る。てか帝国の名前ルーベルト帝国って言うんだ。

「ぐ、ぐぬぬぬ…ええい!者共、やってしまえ!」

「「「うぉぉぉぉぉ!」」」

げ、まずい。

「スチュアート召喚!アラーナ様、急いで後ろに回ってください!急いで!」

「分かりましたわ!」

よし、前方には味方が居ない。やったるで!

「機銃掃射開始!主砲は榴弾装填、終わり次第騎兵を狙え!」

ガガガガガガガガガガガガン!ガガガガガガガガン!

「うわぁぁぁぁあ!」「な、なんだあの化け物hガッ!」「た、助けてk」

「おかわりはまだまだあるぞ!主砲、照準合わせろ!…よし、てぇ!」

ガァァン! ドォォォン!!


〜数分の戦闘(一方的)〜


「…敵の撃退を確認。しかし、あれだけやって全滅できないとはね…」

これはゲリラ戦が予想されるな。


ルーベルト帝国 今いるアラーナ領のある国。盗賊が猛威を奮っており貴族や領主との癒着も確認されて、国は頭を悩ませている。

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