鬼軍曹「ウチに来て妹をフ〇ックしても良いぞ!」 → 何故か鬼軍曹をファ〇クする事になりました。
俺が特殊部隊への入隊を志願してから約三ヶ月間、早朝から夜遅くまで地獄の訓練が続いた。
脱落する仲間達を振り返ることなく、前へ突き進む。時に汗、時に涙、そして時に血。
ありとあらゆる物を流し耐え抜いた訓練。
最後の体力テストを終えた俺達はやりきった達成感で満たされていた。
「いよいよこの体力テストの結果をもって、特殊部隊への入隊テストは終了となる! ここまで耐え抜いたお前達だ! 落ちても決して恥ずかしくはない!! よく頑張った!」
「サー! イエッサー!」
鬼軍曹から初めてお褒めの言葉を頂戴し、思わず目頭が熱くなる。手は血豆だらけ、顔や身体は生傷だらけ。今では入隊訓練初日の不甲斐なさも懐かしさがある。
「特に寺門雅人!」
「サー!」
不意に名前を呼ばれ、眉が上がった。実に誇らしい気分だった。
「お前は群を抜いて成績が良かった! ウチに来て妹をファックしてもいいぞ!!」
「サー! イエッサーぁぁああ!?!?!?」
なんだ?
何かの聞き間違いか?
「聞こえなかったのか!!」
「サー! パードゥンサー!」
「妹をファックしてもいいぞ!!」
「サー! どういう意味ですかサー!」
「良いから行け!!」
住所を書かれたメモを渡され、訓練を終えた後、俺は否応なく鬼軍曹の家へと向かわされた。
アンタ自分の妹ファックさせるとか正気なのか?
「私は用事を済ませてから行く。妹には伝えてあるから宜しくファックな」
「サー! ぁぁぁぁ……どゆこと?」
首をかしげながら、メモに書かれた部屋を尋ねる。
──ピンポーン
入り口でインターフォン鳴らすと「はい」と画面になまら乳のデカい超絶美女が映り、思わず驚いてしまう。
「あ、あのー……軍曹からこちらを尋ねるようにと……」
「あ、雅人さんですね? 姉から伺ってます。どうぞ♪」
ロックが開き、部屋へと向かう道が表示された。
エレベーターは使わずに、階段を駆け足で上る。
「マジかよ、あんな美女とやれるのかよ……!」
部屋まで全力でダッシュし、扉を開けて転がり込んだ。遠慮はいらない、後はファックあるのみだ!
「いらっしゃいませ」
「……うわぉ」
部屋ではインターフォンで見た超絶美女が深い谷間をさらけ出し、いかにも『します! やります! やられます!』みたいな白いドレスを着て三つ指をついて待機していた。
「あ、あの! 俺初めてでして……!」
「ふふ、私もです♪」
ギュンと何かが漲る音がした。
まだかい?と、頭の中のせっかちさんが箸で茶碗を叩いている気がした。
「よくぞ我が家へ」
「──軍曹ッッ!!」
声に驚き振り向くと、何故か俺より後に来るはずの軍曹が部屋の奥から現れた。あまりの事に敬礼をし、姿勢を整えピリッとする。
「お姉ちゃんお帰り」
「ああ」
「ぐ、軍曹いつから……!?」
「たった今だ」
グッと親指で窓を指さす軍曹。マジかよこの人壁登ってきたのかよ……!!
「寺門二等兵よ。妹ファックはお預けだ」
「サー! イエッ……ファッ!?」
なんだ!? 何事だ!? やはり罠だったのか!!
「代わりに……私をファックしても良いぞ」
「サー! はぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?」
あり得ないほどに素の声で叫んでしまった。
この人頭の中大丈夫なのか? マジで。
「寺門二等兵!! これは任務だ!! 私をファックしろ!!」
「サ、サー……!」
しろと言われても……今まで鬼軍曹の面しか知らないし、アンタが女だったのをすっかり忘れてたんですけど……。
「お姉ちゃん……!」
「む、そうか……軍服では雰囲気があれか」
妹が何か言いたげに声をかけると、軍曹は軍服を脱ぎ、下に着ていた可愛らしいワンピースが露わになった。全身筋肉の厳つい女軍曹がワンピースなど似合うはずが…………案外悪くは無い。
「さあ! これでファックしろ!」
「サ、サー……!」
「お姉ちゃん!」
「む、ああ……帽子もか」
軍曹が軍帽を外すと、帽子の中にしまっていた長い三つ編みが、胸の辺りにシュルリと垂れた。うーん……案外悪くない。
「さあ! 寺門二等兵!!」
「サ、サ、サー!!」
覚悟を決めねばならない。命令に背けば厳罰が待っている。
「お姉ちゃん! 眼帯……!」
妹が小声でアドバイスを送った。
「サー! 眼帯はそのままサー!」
「む、そうか」
眼帯は軍曹のアイデンテディ。熊のように恐ろしい鬼軍曹も、三つ編みワンピースの眼帯は実にこう……グッとくる。
「では心置きなくファックせよ寺門二等兵!! 階級等気にするな! 今はプライベートなのだからな!」
あんたさっき任務って言いましたよね?
「プライベートだから名前で呼べ! これは命令だ!」
はいー、メッチャ矛盾してますー!
「呼べ!!」
「サ、サー!」
尋常じゃないパワハラファックに負け、仕方なく軍曹を名前呼びするはめに。
「……さ、さおり……さん」
「ふおっ」
ふおっ、じゃねーよ。
「もう一度!!」
「さおり……さん」
「さんは要らない!!」
「サー! さおりサー!」
「プライベートだ!!」
「さおり!!」
「そのまま『好きだ』と百回! 命令だ!」
そんな滅茶苦茶な……。
「さおり好きだ!!」
「ふおっ」
だから、ふおっ、じゃねーってば。
「あと99回!」
「さおり好きだ!」
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「さおり好きだ!」
…………メッチャ喉いてぇ。
「一回多い!! 罰として私の好きなところを三つ挙げろ!!」
なんやねん。
「サー! いきなり言われても困りますサー!」
「一個くらいあるだろ!!」
「サー! これから徐々にサー!」
「ハッ! 確かに……これからファックを重ねていけば、だな」
軍曹が赤くなった頬を手で押さえ首を振る。そういう所は可愛らしい。
「お姉ちゃん、雅人さんもいきなりで困ってるから、少しずつ距離を縮めれば良いんじゃないかな?」
「そ、それが良いですね!」
妹さんの助け船に前乗っかり。これで逃げれれば悪くない。
「うむ、今日の所は予行ファックで済ますとするか」
軍曹が冷蔵庫から白い箱を取り出した。まんじゅうかな?
「手作りの手榴弾だ。私だと思って来週までに予行ファックしておくがいい」
間違いなく死にますがな。
「雅人さん、こんな姉ですが、末永くよろしくお願いしますね♪」
「……妹さんとのファックは──」
──チャキ
素早く鼻にマシンガンが突き付けられた。持っているのは妹さんだ。
「お姉ちゃんを泣かせたら蜂の巣ですから、ね?」
どうやら俺はヤバい姉妹に捕まってしまったようだ。