第6話 〜しがなき落ちこぼれ〜
ブックマーク、評価、感想などを頂けたらめちゃ喜びます。
ぜひ、楽しんでいってください。
【キャラクター 容姿】
プレイ・ぼさぼさな黒髪に、黒色の目。身長は180センチで、細マッチョ。年齢は37歳
リーフ・青髪の短髪、紫色の目、小柄の身長、白服可愛らしい女の子。身長は153センチ。年齢は15歳
ゴン・茶髪の短髪に黒色の目の若い男。身長は165センチ。年齢は18歳
オデ・小太りな緑色のモンスター。体型は普通のゴブリンと似ているが、顔が丸く、目がクリクリしている。頭のてっぺんから出ているアホ毛が可愛らしい。
大事な所だけを布で隠し、ほぼ全裸だが可愛いから許せる。
ヤマ・緑色の髪の毛に、黒の目、目の下は大きなクマができて、黒い服装に身を包んだ大分小柄な少年。年齢は14歳
【注意事項】
後書きは意味の無い自分の意見を述べてます。適当に流してください
助けを呼ぶ声が——
どこからともなく聞こえた。その声の場所は本当に定かではない、周りにいる人も聞こえないほどの声。
なのに、ゴンには聞こえる。運命かはたまた、最悪な出来事か。正義感溢れるゴンは直感を信じ、走る。
「やっと見つけたよ。ここの街、大きいからね〜本当に苦労したよ」
路地裏、後ろは壁、逃げ場はない。1人の麗しい女性が細剣を持って、3人の悪党に目をつけられる。緑色の髪の毛に、黒の目、目の下は大きなクマができて、黒い服装に身を包んだ大分小柄な少年、他2人は屈強な男。
女性は細剣を7メートル離れている、小柄の少年の顔に向かって突きを放ち、その波動が少年の頭を捉えるが———
屈強な男が少年の前に立ち、屈強な男の胸に大きな穴が開き、男は倒れる。
「皮肉だよな〜、剣神の愛弟子が今や追われるみとは。剣神は”技の魔王”の管理下。他の弟子たちは俺らのギルドが殺して、後はお前だけ。逃げ足だけが早いからなお前は」
まるで目の前の”プレイヤー”が死んだことが何もなかったように話を進める。イカれている、誰もがそう思い、それは女性も一緒だ。女性はギリッと歯を噛み締め、少年を睨む。
「この外道が! 貴様らに私は殺されなどしない!」
「けひひひ! まんま死ぬやつの言い方……で、助けがくる言い方だ。この世界の”自然人”はよく出来ててよ、正義って奴はどの時代にもいる。だけどよ、俺は運が良かったようだな。来るやつがレベル105? 勝ち確なんだよな〜」
悪党の後ろへ、立つ1人の男。彼は今、プレイヤーが死ぬところを見てお漏らししてしまうほどビビり、こりゃあ無理だろ〜っと顔を引きつる。
あの少年、見たことある気しかしない。剣神国、ゴンの出身の国で有名な殺人鬼ギルド【黒装束】の、6人いる幹部の1人。2つ名【速殺】、人を誰よりも早く殺すことから名がついた男。
「か、勝てるはずねぇ〜」
一瞬で勝機は分かったが、運がいいことにここら辺の家は全て取り壊し予定の家たち。それは家主の自然人が寿命で死に、”木材”で作られた今流の家ではないからだ。後々、ゴンのスキルで取り壊し予定だった。
「俺ってさ、臆病者でとことん運が悪いけど……かっこつけなきゃいけない時ってのは知ってんだ」
ゴンはここ来る途中に様々な家を触っていた。まるで危険があるように、まるで絶対に戦わないといけないと思うように。
「けひひひ、なんだよその塵は」
少年の目に映る——
まるで砂嵐かと思うほどの木材の塵。
木材を尖った塵に変形させ、ゴンの後ろ、それがここ一帯の路地を埋め尽くす。ゴンが遊び半分でやっていた、ただの経験が無数の凶器になり、プレイヤーでは出来ないほどの圧倒的な操作能力。自然人だから、この世界を生きている人だから出来る最高の力。
「死にたくなかったら逃げろ、俺も人を殺したくねぇから」
「けひひひ、その塵を俺に向けてみろよ、あいつも死ぬぜ。そんな技量お前には出来るとおもわ————!?」
塵が濁流のように少年、女性に降りかかる。5秒後、路地裏に満遍なく木の塵に埋め尽くすが、何故か3人はダメージを負わない。木の塵が、3人の動く体に合わせてスレスレに動く。
「けひひひひ、お前何もんだ?」
「しがなき落ちこぼれ」
まるでドンッ! と擬音の音が鳴るような言い方。ゴンは胸を張り、少年は笑いながら、
「かっこわりぃけどここは退くか。また会いに来るよ、ヌアザ」
屈強な男と少年はジャンプをし、路地裏から出ていった。ゴンは「はあ〜」っとため息をつき、地面に膝を着きそうになりながら女性の方へとぼとぼと歩いていき、自分の腰に手を当て「う〜ん」っと悩んでしまう。
「さっきから思ってたんだけど……この人立って気絶してるんだけど。え? なんなん? あとこの人と関わったら、やばそうだから早く仕事行こ」
1時に投稿したかった……けど、ストックがやべぇ! っということでじゃあなんで22時に投稿したんだよって話で。
はい、新キャラが2人、ヌアザとヤマ。どっちともキーマンです、ヤマに至っては最初の街での圧倒的悪を演じてくれます。そして、ありがたいことにブックマークが1件増えてましたありがとうございます!
1話で評価を気にしないとか書きつつ、PV数が中々伸びないですね。なろうで伸びる理由が未だに分からない。
ってか今回はゴンくんも戦えるぞって回でした。次話は……まあ、うんちょっと不穏な空気が……? って所で止まります。展開移行苦手なんでポンポンと進んでいきます。
次の投稿は……22時と1時かも……?