第11話 〜もう、死ぬ〜
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【キャラクター 容姿】
プレイ・ぼさぼさな黒髪に、黒色の目。身長は180センチで、細マッチョ。年齢は37歳
ヤマ・緑色の髪の毛に、黒の目、目の下は大きなクマができて、黒い服装に身を包んだ大分小柄な少年。年齢は14歳
【注意事項】
後書きは意味の無い自分の意見を述べてます。適当に流してください
この世界のプレイヤーは最初に決めた職業から、様々な職業に変態し、様々な技や魔法を得られる。
その中で最も強力なのは100レベル事に得られる我技や我魔法。
おじさんは現状のレベルになるまで、スキルも魔法も一切得られず、ユニークスキルだけをもっている。
その1つ、レベル100になった時に得たユニークスキル。
スキル名は『体遊び』
外部からの衝撃や攻撃のダメージの90パーセント取り込み、体の中で遊ばせ、何十倍の威力で外に出せるという攻守一体の技。
その技だけでも最強なのだが、今回、相手のモンスターの数が異常。倒しても攻撃され、倒しても攻撃され、おじさんは危機一髪。
『ウオオオオオオオオォォォォォォォ!』
誇り高い咆哮、茶色い毛皮、頭に生える2本の角、筋肉隆々、2本立ちで立つ牛型のモンスター、ミノタウロス。
大きい戦斧を構え、気迫だけで周りのモンスターを退かしていく。レベルは512、昔の魔王軍幹部並のレベル。
「おじさんHP、後1割なんだけど……はあ〜、”遊び道具”売らなきゃよかったよ」
残る魔物の数は800体。ポーションを飲もうにもその瞬間に攻撃してきそうな周りのモンスターたち。『体遊び』は吸収したダメージを直ぐに発散させないと、その分のダメージが加わる。
まるで諸刃の剣、おじさんは息を整え、ミノタウロスは——
戦斧を振る。
斬撃が地面を粉々に砕きながらおじさんに向かう。おじさんは左方向にはり、石を拾い、左足を強く踏み込み、石を投げる。
その石はまるで鉄砲のように——
ミノタウロスのお腹を貫く。
なのに、ミノタウロスは何事も無かったように周りのモンスターの頭を掴み、おじさんを真似したかのように投げる。
おじさんの視界は投げられたモンスターに遮られ、慌てて右手でモンスターを殺す。
そして———
目の前に戦斧が見える
「————ぶない!?」
おじさんは腰を後ろに90度に曲げ、戦斧をギリギリよける。そして、体勢を戻した時、目の前にはミノタウロスのデカい拳。おじさんは左手で右拳を弾き、ミノタウロスのお腹を右手で殴る。ミノタウロスは『グエッ!?』っと言葉を放つが、凹んだお腹を諸共せず自慢の頭でおじさんに頭突きをする。
おじさんは迫るミノタウロス頭を上手く躱し左腕で、ミノタウロスの首を握る。そのままミノタウロスの頭を地面に打ちつけようと思ったが——
ミノタウロスの隠しきれない微笑み
おじさんの背後から———
戦斧が近づく
「おじさんの10年舐めちゃダメだよッッッッッ!」
おじさんは先程のように腰を後ろに曲げ、ミノタウロス持ち上げる。そのまま戦斧がミノタウロスのお腹が——
真っ二つになり、ミノタウロスは死亡した
あの絶望を勝ち抜いた、後はモンスターを倒し、街に向かいリーフ達を助ければ——
「けひひひひひ! 10年を終わらす、俺の登場!」
おじさんの——
脇腹が切り裂かれる。
だが、おじさんは切られた瞬間に、ヤマに反撃しダメージを最小限に抑える。
「けひひひひ! やっぱり、格がちげーわ。あの体勢から普通殴れるかよ、気持ち悪ぃな」
「痛たた。不意打ちはダメでしょ。おじさん焦ったよ。でも、この状況の方が焦ってる」
モンスターが、800体のモンスターが居たはずなのに周りには黒装束の”プレイヤー”達、約100人。あのレベルのモンスター達を簡単に殺せるプレイヤーだと仮定し、目の前の奴がちょーやっかい。
おじさん、”2つ名”つきのプレイヤーとは戦いたくないよ。
2つ名とは自然人、プレイヤーが偉業を成した時にゲームが自動的に付けてくれる名称。
そして、2つ名が付くと自然人からも認識され、プレイヤーからは2つ名で呼ばれることが多い。
「速殺……ゴンくんには聞いてたけど何の用かな? おじさん、君たちに喧嘩売った記憶ないんだけど」
「喧嘩って言うことじゃあねぇよ。危険分子のヌアザを殺し、元最強パーティーのお前を殺したらこっちの知名度爆上がり」
「う〜ん、おじさん困ったね。これおじさん負けるパターンじゃない?」
おじさんのHPは先程のヤマの攻撃を3発程度食らったら死んでしまう。ポーションを飲もうと、チラチラと周りを見ているがそんな隙もない。さっきの戦いで無理やり、ポーション飲めばよかったな〜っと心の中で嘆く。
「諸刃の最弱……交渉をしようぜ」
「交渉?」
「けひひひひ、交渉って言ったら分かるだろ? お前のユニークスキルを使おうって話だよ」
「『契り』か。どういう内容かな?」
「けひひひ! 俺達がお前をHP1にしたら俺達の奴隷になれ。お前が勝ったら———」
「君たちを全員レベル1にする」
「けひひひひひぃぃぃ! 噂に聞くほど以上のお人好しだな! 普通は殺すだろ!」
おじさんの有名、ユニークスキル『契り』。これは両者の承認があれば、ゲームシステムにも影響する契り交わせられる。契りにはゲームが認めた内容、そして両者全員の承認が必要だ。
今回の契り、どうみたっておじさんの不利。この状況を覆すのは至難の業。
ヤマは鞘からナイフを手に持ち、おじさんに向ける。
しかし、おじさんは「ちょっと待ってと」、ポケットから”コイン”を取る。
出したくなかった、見たくもなかったコイン。思い出す先程の走馬灯のような記憶。だけど、出すしかない。だって、何故か感覚で分かる。リーフ達はもう———
“死ぬ”
最近、体調悪くて小説どころではありませんでした。ストック数も増えず、次の投稿も2日後です。
なんでか、お風呂出たら急に体調悪くなって、鼻水とくしゃみと、体のだるさが止まらず。次の日の今も頭痛とだるさが。熱もないし、え? 本当になんなん?
まあそんなことはどうでもいい。
どうだったでしょうか今回は? おじさんのユニークスキルが明かされましたね。体遊び、チートです。そして、契りは……使いようによっては最強です。その他にも遊び道具という意味の分からない言葉。
なんなのでしょうか、おじさんのユニークスキルだけは全て考えているのでこの先が楽しみです。そして、レベルが高ければ高いほどユニークスキルは増えていくわけで、ユニークスキルは例外なく自然人、プレイヤーも強いわけで。
この小説、ユニークスキルが鍵になっていきます。
次の投稿は月曜日の1時です!




