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第10話 〜究極の2択〜


ブックマーク、評価、感想などを頂けたらめちゃ喜びます。

ぜひ、楽しんでいってください。


【キャラクター 容姿】


プレイ・ぼさぼさな黒髪に、黒色の目。身長は180センチで、細マッチョ。年齢は37歳


ブレイ・金髪のサラサラヘアーで、紫色の目、青色の防具を着ている


ネネ・ピンクの長髪と胸を隠す服と、短パンだけの薄着で、おヘソ、二の腕は見えている拳闘士。おじさんのことになると大分毒舌


マグ・少し毒舌な銀髪のショートカット女性。緑色の服に身を包み、小柄な身長。胸も控えめだが、クルリとしている目がお人形みたいで可愛らしい。


【注意事項】

後書きは意味の無い自分の意見を述べてます。適当に流してください


「ぐっぱ! ぐっぱ! 僕ちんの右腕が無くなった…………すぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー————! うわああああぁぁぁぁぁぁぁぁ!」


「醜い豚には丁度いい姿だ」


 ◇◇◇◇◇


「おじさん二日酔いだから激しい運動は嫌なんだけどね!」


 ————圧倒


 迫る、迫るモンスターを簡単に葬っている。人型の狼、赤色コボルト、変色した青色の小さい小太りのゴブリン、黒色の(ウルフ)、紅色のサソリのモンスター、その毒は体を腐られせる。

 ゴブリンの上位種、オーク。大きい棍棒(こんぼう)を片手に200センチの巨体、横幅も大きくその一撃はおじさんを殺すだろう。


 全員が全員、一筋縄ではいかない。中には500レベル超えるモンスターもいる。


 だが———


 全員がまるで——


 産まれたての赤子のように扱われる


 怪物(最強)としかいえない。余裕なはずの戦いで、モンスターの数は5000を切ろうとしていた。そして、おじさんのHPも4割以下になる。

 死ぬであろう、この状況に走馬灯のように蘇るのは昔の記憶、昔の記憶だけが動きを鈍らせる。俺は死なない、死ぬわけにはいかない。


「魔王軍幹部白斑点の鬼(ホワイト・オーガ)強かったですが、拍子抜けでしたね」


「まっ、私達が強くなったってことじゃない? 私達、最近巷でなんて呼ばれてる分かる?」


「……最強パーティー……かっこよくて痺れる」


「マグは子供だな、おじさんなんて痺れるどころかそれを肴に酒が進んじまってさ」


「げっ? もしかして二日酔いで戦ってたの? マジで終わってるからそれ」


 魔王軍幹部を簡単に倒せた。ある森の中央部で威圧感を出していた、モンスターのステータスを見てみれば魔王軍幹部と書いてあった。

 強かったが、今回の戦いはおじさんの”運”が良かった。開始、2分ぐらいで倒せて、誰もが無傷。ただ1つだけ気になるのは最後の言葉。


『俺を殺すことを後悔させてやる。俺はこの森で平和に暮らしていたのに……!』


 っということ、おじさん達は森を出て近場の村を目指した。


「いや、だってさあそこの村の地ビールめっちゃ美味かったんだぞ? もう、おじさん興奮しちゃって」


「あはははは。僕ももうちょっとでお酒飲めるようになるんで、その時は一緒に飲みましょうね、プレイさん」


「あーもちろんだよ。ブレイをぐわんぐわんに酔わせてやるからな」


「ギャンブルとお酒を諦めさせるのは断念したけど、これでタバコも吸ってたら危うく殺してたわ」


 おじさんは現実世界の時は、タバコも吸っていたことを言わないどこうと口を噤んだ。そもそも、タバコを吸うお金がなく、ネネからお小遣い制なため吸う余地がなく、ほぼ禁煙に成功した。


「あ〜、でも喜ぶだろうな。近場の森が安全になったって———」


「え?」


 見たくなかった、見ちゃいけないと思った。村の柵を超えて中に入ったら血なまぐさい臭いが鼻腔を鷲掴みにする。

 ブレイとプレイが走り出し、村の中を見る。

 惨殺だった、モンスターの足跡が沢山ある。数は数えられないほど。なんでだ、なんで……なんで、という思考と足跡を辿ると村を出て——


 5キロ先の街の方へ行っている。


「ま……まだ! まだ生きてる人がいるわ! …………ってなによこれ……死んでると思ったら…………全員微かに生きてる」


「……生きてる。全員、本当に生きてる…………今から私達全員を助ければ全員助かる」


 究極な二択が始まった。


 街に行かなければ街の住民は死ぬかもしれない。モンスターの強さが分からない以上、不確定要素は多いが街を助けに行った方が救える命は沢山ある。

 しかし、街向かってモンスターが弱かったのなら街のプレイヤーや自然人が倒してくれるだろう。

 そして、もしそうなった場合、この村の自然人100人近くは死ぬ。3人が言葉を失う中、早く決断しないといけない。


 その時、プレイはポケットから金色に光る金貨を出す。


「こういう時は俺の出番だろ?」


 プレイの職業は300レベルになっても【遊び人】だった。だから、賭け事(ギャンブル)が好きだ。

 この究極の二択になったらプレイは賭け事で決めようと決めた。この変哲のないコインで、表が出たら街を助けに行く、裏が出たらこの村を助ける。

 誰も、誰も不幸な気持ちならない、コインを投げる自分だけがその罪を貫けばいい。だって、俺は年長者だからと。


 コインの出た目は表だった。プレイ達は街へと走り、モンスターの大群、軽く2万を超える数を街の自然人とプレイヤーと、力を合わせて倒した。


 ギリギリの戦いだった、自分達が来てなかったらこの街はなくなっていた。疲弊した体でそれでも、村へと走り、村人達は死んでいた。

 生きていたのは、去り際にポーションをかけた5人の村人たち。


「なんで…………なんで! 私達を助けてくれなかったんですか!?」


 プレイ達が戻ってくる前に目を覚ました1人の大人の女性が帰ってきたプレイ達の説明を聞いて、泣きながらブレイの体を揺らす。


「っ……!? すみません……本当に…………!」


 賭け事に後悔は付き物だ。勝っても、大きな負けが待ち構えているかもしれない。

 この世界は絶望(ギャンブル)だらけだ。いつの間にか自然人を本当の人間にしか見れなくなっていた。キツい、胸が締め付けられる。


 泣いた奴もいた、苦しくて死のうとした奴もいた、賭け事は本当はもうやりたくなかった。

 だが、おじさんはいつもいつも賭け事をしては負けて、ずっと笑っていた。全員が苦しくならないように、笑って、笑って、笑い続けた。


「あ〜、嫌な思い出だなこれは」


 ———おじさんのHPは約1割


前話の後書きのフラグ回収早くない? 途中で切るなって言ってんのに、あと100文字をなぜ追加しなんだよ。……まだその先に展開あると思ってた。


まあそんなことはどうでもいい!


なんかユニーク数を見てみたら、最新話を20人も見てる人がいて仰天しました。殆どのPVが最新話で稼いでますありがとうございます! このタイトルで新規の読者、1話を読んでくれる読者が圧倒的に少ねぇな〜、なろうって分からんわ。って思ってたらこれでした。マジでビビりました。


そして、どうだったでしょうか今回は? なんか急に過去回、おじさんがなんで街にモンスターが攻めてくるかを思い出すシーンですね。

あの白斑点がキーだったわけです。じゃあ、なんでオデに白斑点が? なんで、オデがそんなスキル? 魔法? を得たんだ? 謎ですね。俺も知りたい。

そして、明日の投稿はありません! 投稿されるのは明後日の土曜日、1時です!

ストックがやばいので、ストック貯めます

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