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滅亡の日

作者: サバチー

2011年に書いた短編処女作をちょこっと改稿したもの

当時まだ10代なので稚拙も稚拙です

一応星新一さんのショートショートをイメージして書きました



N氏は仕事を終え、いつものように新聞を読んでいた

しかしその内容は普段のくだらない政治や社会のニュースとは違った

「一体どういうことだ?」

N氏はつい、そう口走ってしまう

見出しにはこう書き出されていた


マヤ暦が途絶える!

人類滅亡は10月28日だった!?


「馬鹿馬鹿しい」

N氏は鼻で笑うと呆れながら新聞を閉じた

いつものニュースよりも、もっとくだらないニュースだった

1999年にノストラダムスの大予言が外れたのと同様、今回も外れに違いない

新聞で大々的に取り上げる内容ではないように思えた


しかし、N氏の予想に反し、騒ぎは急速に広まっていく

世間やマスコミが不安を煽るほど集団心理が働き、いままで気に止めていなかった人々まで不安を感じる

また、N氏も例外ではなかった

「先日は馬鹿馬鹿しいと思ったが、一体どうなってしまうのだろうか」


そして、10月27日の夜を迎えた

誰もが怯え、街はまるで灯を消したかのような静まり返った夜であった

N氏が時計を眺める

後一分で28日だ

一秒、また一秒と秒針が時を刻んでいく

56、57、58、59・・・

N氏は息を呑む

その瞬間N氏の視界は暗闇に覆われ、眠るように鼓動を止めた

しかし、このとき無事に28日を迎えられなかった人間は、N氏ただ一人だけであった



ここは地球から遥か上空のUFOの中

「艦長、地球人最後の一人が死にました」

「そうか、これで地球に残るは地球人と我々S星人の混血のみ」

「この調子なら地球征服も早く済みそうですね」

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