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5.二人の冒険者

半年くらい更新してなくてすみません。不定期ですが、頑張って書きたいと思います。応援よろしくお願いします!

5.二人の冒険者


「どうしてここに?」

震えた声できいた。

「ここは、推定レベル30のボス部屋ですよ」

「アクラさんが見えたので後を追ってきました」

「でもたしかさっきログアウトしてましたよね?」

マリアは、さっきログアウトしていた。それを俺も見送っていたのだ。

「はい。でも家には誰もいなかったのでもう一度ログインしました」

「それで、アクラさんが走っていくのが見えたので追いかけてここまで来ました」

全然気づかなかった。自分の不注意を恨んだ。

「そのボスは、アクラさんが一人で倒したんですか?」

やはりその質問が飛んできた。

(ここで嘘をついてもいいが、最後まで隠すことは難しいだろう。正直に話そう)

俺は覚悟を決め、マリアに話すことにした。


「…というわけです」

「そうだったんですね」どこか悲しそうな顔をしていた。

「すみません。黙っていて」

「いえ。私も黙っていたと思います。気にしないでください」

沈黙が続く。

「「あの」」声が重なる

「すいません。ここだと話しにくいですし、場所を変えませんか?」

ここはボス部屋だ。薄暗くて雰囲気も悪いので場所を変えようと提案してみた。

「わかりました。街においしそうなカフェを見かけました。そこへ行きませんか?」

「さすが女の子ですね。情報が早い!」

「いえ、たまたまなので」

少し恥ずかしそうに彼女は言った。

「じゃあ行きますか」

「あの」

「はい?」

彼女がすこし怒ったような顔で俺を呼び止めた。

「これからは何かあったら遠慮せずに言ってくださいね」

「わかりました。マリアさんも言ってくださいね」

少し心の距離が縮まったような気がした。



それから、街へ行き、マリアが言っていたカフェへ向かった。

「マリアさんは、時間大丈夫ですか?」

時計を見るともうすでに10時を回っていた。

「はい。話をする時間くらいはあると思います」

「わかりました。では入りましょう」

俺たちはカフェへ入っていった。

カフェの名前はトルタ。イタリア語でケーキという意味らしい。

(何頼もうかな)

メニュー片手に悩んでいると、

「トルタというだけあって、ケーキがおいしいのではないのでしょうか?」

「そうですね。じゃあ、僕はケーキとコーヒーにします」

「私もアクラさんと同じのにします」

ここのカフェはボタンを押すと目の前に画面が表示される。その画面から頼みたいものを選ぶのだ。

「店員が来るわけじゃないのか」

「ほんとだ。すごいですね!」

頼んだものは2,3分で来るらしい。

「アクラさん」

「なんでしょう」

「これからは敬語なしで話しませんか?」

「えっ」

突然の提案に思わず声が出てしまった。

「アクラさんが良ければですが」

頬を赤らめて彼女は言う。

俺はそのことに気づかnないわけなく、むしろ過剰に反応し、(もしかして、マリアは俺のことがすきなのではないか?いや、絶対にそうだ。逆にそれ以外ありえない。うん)

と、自意識過剰にもほどがあるほど、頭で変な理解を終え、決め顔で、そして自分が出せる最大のイケボで、

「いいですよ(イケボ?)では、マリアさんも普通に話してください。あと、アクラと呼んでもいいですよ(イケボ??)」

「あ、それは結構です」

(え?ええええええええええ?!そんな?!いける展開だと思ったのに!?)

いきなり振られてしまい、愕然としていると、

「そんなに落ち込まないでください。もっと仲良くなったら、呼び捨てでも構いませんよ♪ア、ク、ラ、さ、ん?」

マリアは結構なSだった。


なんかキャラが安定しなくてすみません。これからはこのキャラで頑張りたいと思います。

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