表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
666  作者: EXPO'91
5/20

第一話(5)

駅前のロータリーに着くと、オカマの姿はなかった。


ビニール袋にぶち込んだ制服をぶら下げ、喫煙所の前で煙草に火を点ける。


今日は金曜日だった。


街には多くのサラリーマンやカップルがごった返している。


いつも以上に冷え込みの激しい夜だったが、僕にはみんな楽しそうに見えた。



「早かったわね」


ドキッとして顔を上げると、目の前にオカマの顔があった。


「煙草は健康に悪いわよ」


オカマはそう言って僕の口から煙草をむしり取ると、それを灰皿に放り投げた。


「さぁ、行きましょう」


オカマはまるでピクニックにでも行くように、目をギラギラさせて言った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ